うつ病
「メランコリック」とか「ロンリー」とか横文字で表現すると、なんだか鬱蒼とした「うつ病」という言葉が消えるような気がして私はそればかり使っています。
うつ病は今や100人のうち6人がかかる病気と聞いたことがあります。
自殺に至る病です。
私は一日に何度か幾らかの記憶を想起します。
その想起はフラッシュバックといえるほど現実的で、なぜこんなにも思い出してしまうのだろうと思うほど頻繁に起こります。
その結果、トラウマが私に憑いてしまい、メランコリックな気分になるのです。
フラッシュバックは他の日常的に訪れる、なんだか悲しくなってしまうような出来事の際にも起こります。
そのため、頭の中が悲しい気持ちでいっぱいになって涙が出たり、腕を切ったりしてしまうのです。
疑心暗鬼と過去の経験則から生まれた人間不信から、安易に人に頼ることもできず、唯、独りで抱え込んでいます。
そんな苦しみを、少しでも表面化したくて、外見にもわかるような「傷」や「血」として、外部へと吐き出したいために、私は腕を切っています。
貧血による眩暈も、血が固まって蘇芳色に焦げた手のひらも、内面的な苦しみが身体に表面化したものだと思えば、少しは楽になるのです。
「もう死にたい」「生きてるのが嫌」なんてことはずっと、ずっと思っていて、希死念慮という足かせがついてるようで、ただただつらいです。
やる気興味がだんだんと薄れていって、億劫で動けなくなってしまう日もあれば、それを取り返すかのように勉強に取り付いたり、その結果疲れで倒れてしまったり。
心も体も滅茶苦茶にしてしまうことで自分に同情していたい感情が主です。