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誰のために走るのか

「お前は誰のために走ってるんだ?」
これは私が高校3年生の時に藤井監督に言われた言葉です。
この時の私は常に
「引っ越してくれたんだから親のためにも走らなきゃ、転校したんだからちゃんと結果を出さなきゃ、私がチームを引っ張らなきゃ」
こんなことばかり考えていました。
なのでこの時の私はインタビューは全て「引っ越してくれた親のために、チームに勢いをつけるために」と答えていました。
ただ、この時藤井監督に聞かれた時だけ、私は答えれませんでした。この時の私は都大路1か月前(多分それくらい)だったと思います。
この時の私は全く練習がこなせず、焦ってポイントをこなそうと思えば思うほど走れなくて、悔しくて泣いてる日もありました。そんなある日監督から言われたこの一言に私はいつものように即答が出来ませんでした。
私の答えが詰まっているのを見た藤井監督に
「人のために走るのも大事だかまずは自分のために走りなさい。」と言われました。
この時私の中で何故なのかはわからないですが心が少し軽くなりました。もしかしたら私は誰かにこの「自分のために」という一言を欲しかったのかもしれません。
私は高校3年生で岡山の興譲館高校から大分東明高校に転校して私が試合に出れるようにするために両親は大分に引っ越してくれました。
だから結果を出さないと両親が引っ越した意味が無くなってしまうのでは、後悔させてしまうのではないかと思っていました。
自分の親はそんなことを思うタイプではないと分かっていても考えてしまう日がありました。
転校までして走れなかったら周りから何を言われるのかと考えてしまう時もありました。
練習も自分に喝を入れるために監督からその言葉を言われることもありました。
そんな事ばかり考えていたらどんどん走れなくなって焦って空回りしていました。
だから「自分のために」という一言が自分の中にすごく響いて、まず自分がどうしたいのか何を目標にしているのかを考え直しました。
そこからの1ヶ月は練習ができても出来なくても深く落ち込むことはなくなり、しっかり都大路に状態を合わせることが出来ました。
もしあの時藤井監督にあの質問をされなかったら、あの一言がなかったら私は都大路で走れていなかったかもしれないし、もしかしたら今陸上を続けているかもわからないです。
だからあの言葉のおかげで今の自分があります。
駅伝シーズンに入った今チームのために頑張るのは当たり前で今の私は1番に自分のために練習をして試合を走るようにしています。

上手く文章がまとまっていませんが、
ここまで読んでくださりありがとうございました。
今日はここで失礼します。


『悔いなく、楽しく、自分らしく』

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