Noita 同時詠唱から見る火力構成
こんにちは。ok21です。 Steamで遊べるNoitaというゲームがめちゃくちゃ面白いので個人的に重要なテクニックなどをノートにまとめてみます。
???「ウィキでよくね?」 ワイトもそう思います。普段は激突要塞!+のウィキを書いてますが、Noitaではすでに日本語ウィキが複数あります。 乱立するのは混乱を招くと思いNoteで大雑把に書いていきます。(たぶん途中で飽きて書かなくなる)
記事ごとにおすすめの層がバラバラですが、Noitaのネタバレが含まれるので注意です。
ノーマル2連勝を目指すぐらいの人におすすめ
筆者がノーマル14連勝、ナイトメア2連勝なので、大体ノーマル2連勝を目指す人向けぐらいの初心者~中級者向け解説になると思います。100連勝以上している人もいるらしい… 恐ろしいですね
必要な火力
ノーマルをクリアするのにはDPS200程度(毎秒200ダメージ程度)出せれば立ち回り次第で何とかなると思ってます。
属性と攻撃方法
Noitaで攻撃する方法には
・攻撃の属性(放射物、ドリル、スライス、爆破、炎、電撃、凍結、近接、物理、毒)
・攻撃方法(速射で継続火力を出す、一回の攻撃の瞬間火力を出す、石板を当てる 等)
様々な種類があり、敵に応じて相性があります。
Noitaではこれらの攻撃手段を効果的に使い分けることが勝ちやすさにつながります。
相性によっては石造に対してDPS200出ていても0.2倍しか通らない敵や、
逆に電撃ダメージで回復する敵もいます。
放射物の通りにくいメカ系の敵は動作がゆったりしていることも多いので、石板を当てることで比較的簡単に倒せます。 先にあげたハマハッキやルッキは放射物耐性が高いわりに石板やホーミング付きの岩も食べる等倒しにくいので工夫が必要といえます。
それはそれとして大火力を出したい
連勝を狙う上で攻撃方法を使い分けることが大事なのは分かったうえで、
大火力は出したいですよね。
>火力はあればあるほど良いと一般に広く知られている<(てきとー)
火力を引き出すうえで重要な特性には同時詠唱数というものがあります。
理由は複数ありますが、同時詠唱数は多い方が火力を引き出しやすいです。
同時詠唱数の増やし方
同時詠唱数を増やすには二つの方法があります。
①同時詠唱数の多い杖
②マルチキャスト系呪文(二倍呪文や二倍スキャター、編隊呪文 等)
のいずれかを使う方法です。
同時詠唱数の重要性
なぜ同時詠唱数を増やすことで火力を伸ばせるのかについてです。
ここがわかるのであれば正直この記事を読んで学べることはほぼないと思います。
同時詠唱数が火力に影響することを説明するのには以下の三つの要素がかかわっています。
①調整盤やクリティカルは同時詠唱する呪文にかかる
②火力パークの計算方式
③手動リチャージによる速射
順番に説明していきます。
①調整盤がどこにかかるか
突然ですが問題です。 上の画像ではダメージプラス調整盤がどの呪文に乗っかるでしょうか
①スパークボルトに乗っかる
②スピッターボルトに乗っかる
③バウンドバーストに乗っかる
④スピッターボルトとバウンドバーストの二つに乗る
⑤すべての呪文に乗る
・・・ 正解は⑤です。
三倍呪文によってスパークボルト、スピッターボルト、バウンドバーストはすべて同時詠唱されます。 調整盤であるダメージプラスの効果は同時詠唱するすべての放射物に乗っかるため、今回の例ではすべての呪文にダメージプラスが乗っかります。
消費マナがどうなるか
同じ杖構成からの出題です。
この時ダメージプラスが消費するマナはいくつでしょうか。
①一回分の5マナ
②3個分の15マナ(5×3)
・・・ 正解は①です。
1回分しかマナが消費されていないのに対して、
3回マナ消費をするのと同じ働きをできているので、2回分お得ですね!
上の例ではダメージプラスは一回分の消費なのに対して11個の放射物すべてに効果が乗るため10回分お得になってます。以前掲載していた画像でマルチキャストの場所を間違えていたのは秘密
また、血に濡れた状態では同時詠唱する放射物を一つ増やすたびに5%、
クリティカルチャンスがついてくれます。
Noitaではクリティカルが発生すると火力が5倍になってくれるので、
5%上昇すれば1.2倍、10%上昇すれば1.4倍
… と5%辺り0.2倍も火力が上昇します。(割合で増えるので強い)
11個同時詠唱で来た場合では、5%のクリティカルチャンスが11個分、
つまり55%ついてくるので3.2倍もの火力を見込めます(厳密には期待値の話なので運の偏りが少ない速射杖で無いと狙った火力にならないことが多い)
詠唱遅延について
同時に詠唱することで、調整盤の効果を一気に付与して効率的に火力を出せることがわかりました。
しかし、多くの呪文には詠唱遅延が増える効果が付いており、
同時詠唱数を増やすと発射レートが大きく落ちてしまいます。中には詠唱遅延を減らす呪文や構成がありますがややこしくなるので割愛
詠唱遅延を無視するためにはトリガー追加、タイマー系の呪文を使うのが効果的です。
トリガー先に入れた呪文(トリガー呪文の右側に置いた呪文)の詠唱遅延は無視されるので、詠唱遅延の長いチェーンボルトや同時詠唱呪文などをトリガー先に入れることで素早く撃つことができます。
また、放射物には拡散がついているものもあります。
同時詠唱数を増やすときのポイントを振り返っておくと
・トリガー先に詰め込むのが無難
・手元から出す場合には拡散がほかの放射物に乗らない呪文がおすすめ
(スパークボルト、バウンドバースト、バブルスパーク 等)
ということですね。
②火力パークとの相性
同時詠唱数は火力が上昇するパークとの相性がとても良いです。
代表的な火力パークは四種類。 野菜、集中、ブメ、空腹のゴーストです。
それぞれ、発動の条件や付与される特性に癖がありますが、どれも火力が大幅に伸びるため強力です。
(野菜を食べよう:満腹度に応じて火力ボーナスが付く。60%で±0、80%で+8、100%では+16、150%では+36の火力ボーナスが同時詠唱数に応じてつく。
集中呪文:拡散が減るが反動が付く。 +12.5の火力ボーナスが同時詠唱数に応じてつく。
ブーメラン呪文:手元に戻ろうとする力の強さと+16の火力ボーナスが同時詠唱数に応じてつく。
空腹のゴースト:魔法を食べると+7.5と1.25倍の火力ボーナスが同時詠唱数に応じてつく)
細かい計算式はNoitaの英語ウィキに書かれていますが、
同時詠唱数と火力の伸び方を比較すると、次のようになります。
同時詠唱1を基準にした場合、
同時詠唱3:9倍、
同時詠唱5:25倍
同時詠唱10:100倍
同時詠唱20:400倍
同時詠唱する呪文がすべて相手に当たる場合での試算なので、
実際には理論値通り詠唱数の二乗とまで伸びませんが、
同時詠唱数によって火力の乗り方が全然違うことがわかると思います。
いくつか実例の紹介
野菜を食べようをとった状態での実例です。
今回は満腹ゲージが100%の時、同時詠唱数3の杖でスピッターボルトを撃つ場合について考えます。
スピッターボルト自体の火力は7.5なので7~8のダメージが出るはずですが、
同時詠唱数を3つ稼げている状態では野菜の火力ボーナスが16×3。
一つ一つのスピッターボルトに48.0の火力ボーナスが乗っかるので、
{7.5+(16×3)} =53.5
単発53~54ダメージとなったスピッターボルトが三発出ているので、全弾当たれば160ダメージ程度出せます。
集中呪文をとった状態での実例です。
同時詠唱数3の杖でスピッターボルトを撃つときの火力について考えます。
スピッターボルト自体の火力は7.5なので7~8のダメージが出るはずですが、
同時詠唱数を3つ稼げている状態では集中呪文の火力ボーナスが12.5×3。
一つ一つのスピッターボルトに37.5の火力ボーナスが乗っかるので、
{7.5+(12.5×3)} =45
単発45ダメージとなったスピッターボルトが三発出ているので、全弾当たれば135ダメージ出せます。
ブーメラン呪文をとった状態での実例です。
同時詠唱数3の杖でスピッターボルトを撃つときの火力について考えます。
スピッターボルト自体の火力は7.5なので7~8のダメージが出るはずですが、
同時詠唱数を3つ稼げている状態ではブーメラン呪文の火力ボーナスが16×3。
一つ一つのスピッターボルトに48.0の火力ボーナスが乗っかるので、
{7.5+(16×3)} =53.5
単発53~54ダメージとなったスピッターボルトが三発出ているので、全弾当たれば160ダメージ程度出せます。
トリガー元とトリガー先の詠唱数
ここまでをまとめると
「同時詠唱数をかさましすると火力が伸ばしやすい!」
ということですが、少し応用的な問題を出してみます。
上の画像ではトリガー元の同時詠唱が杖によって3つ、
トリガー先の同時詠唱も三倍呪文によって3つです。
この時火力パークによる影響がどうなるのか選択形式で考えてみます。
①トリガー元の三つにだけ火力ボーナスが乗る
②トリガー元とトリガー先を合わせて6つ分の火力ボーナスがすべてに乗る
③トリガー元とトリガー先にそれぞれ3つずつの火力ボーナスが乗る
・・・ 正解は③です。
トリガー元では三つ同時詠唱されているので、
スピッターボルトの火力7.5+火力ボーナス16×3で単発53.5、
3つ分で160ダメージ
トリガー先でも同様に160ダメージが出るため、
合計320ダメージ程度出ています。
トリガー元とトリガー先それぞれ別で火力ボーナスが計算されます。
③手動リチャージによる速射
最後に手動リチャージというテクニックとの相性についてです。
Noitaでは杖の中身を左から順番に発射し、
撃ち切るとリチャージが発生します。
記事の冒頭でも少し触れましたが、
同時詠唱数の多い杖はリチャージ時間が長いことが多いです。
つまり、マルチキャスト系の呪文がない時に同時詠唱を稼ぐ場合には、
連射がしにくいという弱点があります。
これは、杖に入ったすべての呪文を撃ち切る前に杖の切り替えを挟む、
手動リチャージというテクニックによって解決できます。
手動リチャージについては画像や文章よりも映像付きで解説されているほうが圧倒的にわかりやすいので参考リンクとしてだーさんの動画を掲載させていただきます。
この手動リチャージというテクニックは同時詠唱数の多い杖でとても使えるため、今回の話のテーマでもある火力底上げにもつながります。
ぜひとも使いこなしましょう。
まとめ
・同時詠唱はマルチキャストか杖で稼げる
・トリガー先で同時詠唱を稼げば無難に強い
・火力パークは同時詠唱数が大事
・同時詠唱数の多い杖で手動リチャージをすると強い
Noitaはいいぞ
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