毛流れを矢印にするとパーマのメリットがわかる!
初めましての方もそうでない方も、美容室OjOmanoスタイリストの倉田 晋吾です。
OjOmanoってどんな美容室?という方はこちらから。
今回はパーマについてお話をさせていただこうと思います。
というのも、僕の得意技術はパーマだからです、なのでまずは得意技から紹介させてください。
早速ですが、皆さんに質問です、パーマと聞いてどんなイメージがあるでしょうか?
少なくともカラーリングに比べ、「ちょっとチャレンジしにくいな」と感じている方が多いのではないかと思います。
今回の記事はそんな皆さんに「あ、パーマってやってもいいかも」と思ってもらえるようなパーマの魅力をお伝えしていこうと思いますのでぜひ最後までご覧ください!
1、パーマの経験あるある
少なくとも現在パーマをかけていらっしゃらない方の中にはこんな経験をされた方が多いのではないでしょうか?
・スタイリングが難しく、再現ができない
・せっかくかけたのにすぐに取れてしまった
・最初は良かったけど、伸びたらスタイリングしにくくなった
などなど、ネガティブな経験をされた方が多いのではないでしょうか?
一度このような思いをしてしまうと、「また次もやってみよう!」とはなかなかならないですよね。
それなら自分で巻いてしまったほうが間違いないですから。
2、パーマの考え方を少し変えてみましょう
もう一つ質問をさせてください。
パーマと言われて思い浮かぶスタイルってどんなのを思い浮かべますか?
多くの方はこのような上からウェーブのあるスタイルを想像する方がほとんどではないでしょうか?
(ちなみにこのモデルさんはコテで巻いてます)
実はこのスタイルは「再現性」が低いんです。
というのも
このように矢印がウェーブ状になるため、この範囲にパーマをかける必要があります。
ですが、乾かし方やスタイリング剤の付け方など気を配らなければいけない点は多く、パーマで表現するより圧倒的にコテでつくる方が雑誌みたいなスタイルを再現するには適しているのです。
※再現性についてはこちらからどうぞ
話を戻しましょう。
となると「雑誌で出てくるほとんどのパーマスタイルは再現性が低いじゃないか!」
ということになります。
これはあながち間違いではありません。
先ほどもあったように、ほとんどのスタイルがコテを利用したものだからです。
その状態をパーマで出来ると思ってしまうとどうしてもイメージのギャップが生じてしまいます。
じゃあ、ギャップの少なく、再現性の高いパーマはなんなのか?
僕が出した一つの答えが「ワンカールパーマ」です。
3、ワンカールパーマとは?
◆施術前
実際パーマを施術させていただいた方を例に挙げさせていただきます。
ご来店時のお客様の状態です。
矢印は毛流れを表しています。
どなたでもそうですが、基本的に毛流れは右か左かに流れるようにできています。
つむじが大きく関係しており、必ずと言っていいほどそうなってしまうのです。
今回のお客様の場合は右に流れていますね。
最近は外ハネが一つのスタイルとして確立をしていますが、ストレートな質感の場合は特に左右対称に動きをつけることが求められるため、いわゆる「正解のスタイル」の振り幅は小さくなってしまいます。
ここに毛先にワンカールのパーマを施すと
◆施術後
このようになります。
かかりたての濡れている状態は特に動きが強く出るため、矢印のカーブが少し急になります。
ですが、毛先にカーブができることによって先程の「正解のスタイル」の幅が広くなりメリハリができるのがわかるでしょうか?
例えばどこかの毛流れが反対方向に向いていたとしてもそれは違和感にはなりません。
これがパーマの最大の魅力なんです。
もちろんこのままスタイリング剤をつけて自然乾燥をすることでパーマの動きを最大限に生かすことも可能ですが
ドライヤーで乾かしてあげてからスタイリングをすることで柔らかい質感のスタイルを作ることも可能になります。
かかりたての状態に比べて矢印のカーブが緩やかになったのがお分かりになるかと思います。
何より、毛先のみにかけることで非常にスタイリングが簡単になります。
雰囲気もグッと変化します。
女性のらしいスタイルには矢印のカーブというのは非常に重要な要素なんです。
だからヘアカタログ等は巻いてるスタイルが多いですよね。
逆に巻いていないストレートなスタイルは「シャープな、エッジィな」印象を受けやすいのです。
このように毛先だけにパーマをかけることで
・再現性の高いスタイルを作ることが可能になる
・長さが変化してもスタイルが大きく崩れにくい
・女性らしい柔らかな質感を手に入れることができる
このようなメリットがあるのです。
まとめ
今回は僕が得意としているパーマについて記事を書かせていただきました。
まだまだ不安な人はぜひ直接相談ください。
じっくり説明させていただきます!
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