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Takeaway from Skyland Ventures

こんにちは。
今回は単なるメモです。
Skyland Venturesで働いてきて、わかってきたことや気づいたことを箇条書きにしています。なにが大事でなにが大事でないのか。わかってきたので自分の考えを開示します。

自己紹介

KOJO <カントー地方生息>:
慶應義塾大学理工学部とSkyland Venturesに主に生息している。去年までフランスの大学に留学していたのでフランス語と英語が話せる。大学の研究室ではコンピュータハードウェア設計の研究をしている。イギリスのクラブミュージックにとても詳しい。ドラマ・映画・アニメを大量に見ている。近代西洋哲学(現象学、ポスト構造主義)やサブカル評論も結構好き。cryptoとVCとなめらかな社会について興味がある。

本編

  1. 事実を大事にして起業家を見る。向こう側のいい情報だけでなく、悪いポイントも洗い出す(わかることとわからないこと、聞いたらわかることを洗い出す)

  2. ツールは民主化する。個人に新たな武器を与えるtoCツールは強い。

  3. 人間の摂取できる情報量は限界がきている。機械を用いて情報を選別するべき。

  4. DAOは企業ではなく国家に近い。トークノミクスは国家経済。

  5. Cryptoは価値と流動性の革命。

  6. 東京で起業すること=会社が比較に晒される機会多、労働者としては良い

  7. 地方で起業すること=会社が比較されにくい、労働者がもっとコミットしてくれるんじゃないか、自分の会社に向き合ってくれる、チームを束ねやすくなる、結束力が増すんじゃないか。

  8. 日本はものづくりとエンタメが強い。

  9. ITスタートアップの良さは、デジタルで完結するマーケットであること。

  10. No.2コミュニティは結構少ない。

  11. はじめにバズを作ってからtoBに持っていく、toCは汎用的に受けるし、バズが作れると未来の消費者が見える。

  12. チームのメンバーの「考え方」を掴む。

  13. マーケットを絞り、ターゲットの想起をとる。

  14. 投資後の成長ストーリーをイメージできるかどうか。ネクストラウンドのDDで起きるバリュエーション観、Exitの想定がどうであるか、チームのバックグラウンドを聴く(続けそうか)、キャップテーブルからチームの戦略・力を見る、プロダクト重視になるか/コンサルでコンスタントなレベニュー作りになるかを見分ける。

  15. 収益性やユニットエコノミクスを重視する。収益性自体のアップサイドがあるのかどうか、判断する。

  16. AIは情報を選別するのに使わなければならない。AIで消費できる商品が増えすぎると、AIで消費できる商品の選別も必要。

  17. 世界と触れ合うためのプロダクトが良い。

  18. 金になる、リッチさみたいな観点やブランド性みたいな観点は重要。

  19. レベニューを生み出すのはプロダクトだが、そのプロダクトはHRで生み出される。良い人材を見つけられる/雇えることの方が重要。

  20. 品質保証を事業としてできるのも日本の良さか?。

  21. ウォレットの中身が見える(オープンソースである)ことや、NFTのネットワーク情報をもとに追加でトークンを与えるような仕組み(ネットワークの利用)というアイデアは絶対にCryptoでしかできない方向性

  22. GameFiはギャンブル性が常に付き纏うが、そのギャンブル性自体がGameであることとシナジーになる。

  23. Web3はWeb2のアドオンとなる。

  24. ピッチは映画のようであるべき(物語性や聞き手の視点を理解する)。

  25. 起業家とVCは成長のストーリーが共有されるべき。ファウンダーストーリー(バックヒストリー)の開示をもとに、モチベーション(過去)から成長戦略(未来)まで共感し切れるかが大事。

  26. プレシードで調達したプロジェクト、数字を出してから次のラウンドにつなげることが大事。

  27. GameFiは奥が深い。変数が多い(お金という変数がゲームよりも増えている!)。

  28. ズレたアクティビティが良い。古いものを新しく解釈する。みんなが知っていることのみんなが知らない側面を切り出す。

  29. Podcastは誰もやっていないけど発信ツールでもあるのが良い。

  30. 日本の人材を海外に派遣する必要がある。日本人はアービトラージが足りない(海外→日本はまだあるが、日本→海外は本当に足りない!)。

  31. こいつは、絶対に起業したスタートアップを辞めないな!と思えたら人物に投資して良い(継続力こそがプレシードにおける投資戦略)。

  32. 「NFTにして何の意味があるの?」という問いは常に発生しているが、NFTを買うユーザーを分析することができれば、Web2で売った時よりもトレーサビリティが生まれる=ロイヤリティの高い顧客を見つけられる/この商品に投資できる顧客=投資家を見つけられることそのものが良さ(マーケティングへの可能性)。


最後にWeb3まとめ。

Web3
= blockchain based decentralization + tokenization
=> trustless security
=> sensorship resistance ≒ open source
=> permissionless transmission
=> interoperable platform
=> composable application
=> ownership oriented privacy

Crypto Usecase
1. Tokenization
=> NFT, NFT trading system
=> FT, Cash trading system
=> Wallet Address, On-chain Network Analysis
2. Decentralized Infrastructure
=> DID, Chain as an ID operator
=> Botter, Arbitrage as an incentivized chain builder


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