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厄祓いに行ってきた話

寺は寒いのでスリッパは持参した方がいい。
名前と住所は大きくはっきり書いた方がいい。
本堂は寒いのでストーブの近くがいい。
窓際はすきま風が寒いので離れた方がいい。

長野県にある有名な寺にて厄祓いをしてもらいに行ってきた。旦那が後厄だからだ。私もついでに厄祓いと子宝も兼ねて行くことにした。
牛にひかれて善光寺参り、なんて言葉に縁のある寺は山の上にあるのでスニーカーで来て本当によかった。ハイヒール等は厳禁だと思った。
年初めのせいかかなり人もいた。本厄の方もいたし家族全員の名前を書いて6人分の厄祓いをしてもらっているご夫婦もいた。学業成就などを書いている青年もいた。皆の願いと厄が集まる場所なんだと思った。

この寺を選んだのは、我が家が酪農家だからである。先に書いた通り『牛』がテーマになるこの寺で、これからの酪農の商売繁盛を祈祷してもらおうというところだ。
入口付近に牛の銅像がある。悪い所を撫でると良くなるとか。私は腹の辺りを撫でておいた。早く授かりますように。


寺は寒いのでスリッパは持参した方がいい。
足が寒くて祈祷どころではない。どんどん感覚が無くなっていく。

名前と住所は大きくはっきり書いた方がいい。
住職の方が読めなくて何回か言い直していた。

本堂は寒いのでストーブの近くがいい。
離れると途端に意味を成さない。外と同じだ。

窓際はすきま風が寒いので離れた方がいい。
首の辺りにぴゅうと風が吹いて旦那にずっとくっついていた。


それか冬はやめよう。夏でもいいかもしれない。ここのお寺は毎日祈祷しているみたいなので天気のいい日を選ぶといい。

普段から神様なんて信仰してはいないが、我々夫婦と牛さん達にとって良い年になりますように。

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