5月9日㈭~5月27日㈪ 人と上手く会話ができない
5月9日㈭
・ホテルの部屋に人間がいた痕跡を消す仕事。
支配人と同姓同名の新人さんが入ってくる。
5月10日㈮
・ホテルの部屋に人間がいた痕跡を消す仕事。
バスルームの浴槽上の換気口にシャワーを当てて埃を落とす作業をしていたところ、たいがいの部屋は遠目から見ても埃が換気口に溜まっているのがわかるのに、一部屋だけパッと見全く埃がついてないきれいな換気口の部屋があって、まあ一応、ってシャワー当てたら地獄かのように埃やら汚れが延々と流れ出てきて、そっか、人間もそうだけど、パッと見で悪いなってわかる人よりも、悪そうな人たちのコミュニティ内にいるにも関わらずカーディガンとか着てる人が誰よりもエグい事をしてるもんな、隠してる分悪事が溜まって発酵していくんだろうな、なるほどなー、って思う。
5月11日㈯
・人見知り→人に話しかけられない→仲良くなれなくて淋しい→有名人とかになれば向こうから話しかけてくれるはず→有名人になりたい
みたいな思考回路でかれこれ31年間生きてきたが、ホテルの仕事を始めてみて、
社交的な人→今の時点ですでに私に話しかけてくれている→向こうが話しかけてくれてるのに私がしどろもどろの反応をしているので仲良くなれない
無口な人→私が有名人になったところで向こうが話しかけてくれるとは思えない→仲良くなれない
と、有名人になる意味皆無だということにやっと気づけたので、結局のところ、ちょっとした雑談を勇気を出してこっちから話しかけるとかするしかない。勇気を出そう。
5月12日㈰
・初対面の方々とのZOOM。
ボケてみたのだが、ボケたくせにツッコんでもらう前に自分でスッとやめて何事もなかったかのように話を進めていったので、当然ながらぽかんとされてしまう。
ボケるんだったら誰かが根負けしてツッコんでくれるまで続けるべきで、ちょっとボケてすぐやめるっていう度胸の無さ、往生際の悪さ、これは人生においてもそうで、本当に直したい。勇気が欲しい。
5月13日㈪
・ホテルの部屋に人間がいた痕跡を消す仕事。
同僚のスキンヘッドパディントンおじさんHさんが、私が腰に巻いているサポーターを見て「どうしたのそれ?」って声を掛けてくれたのだが、私は反射的に「あ、前からしてます」とこたえてしまった。
たしかに私はこの職場に来た1年半前からずっとサポーターを巻いてるのだが、雑談ってそういうことではない。声を掛けてくれたんだから「腰痛めちゃって」とか「腰痛めやすいので予防で」とか言って、その後で「実はこのホテルに来た1年半前からずっとつけてるんですた」って補足で説明すればいいだけで、「前からずっとつけてるのにお前今気づいたのかよ遅えな雑魚がww」みたいな受け答えを咄嗟にしてしまう自分が嫌。
たぶん、人間との会話の経験が少なすぎるのが問題な気がするから、なるべく人間との会話の機会を増やして、人間との会話に慣れていきたい。
5月14日㈫
・小学校の頃からの友人と会って遊ぶ。
私は小5の秋頃にスクールカースト一軍グループのボスに偶然気に入られ、そこから約1年半ほど、一軍グループのメンバーにパシリとして加入していた。
で、それまで放課後もほぼ一人で過ごしていた人間がいきなり一軍グループメンバーになったものだから、パシリのくせにそれはそれは調子に乗り、いろんな人たちを見下したり無下に扱ったりして、当然の報いとして中学高校の6年間地獄を見たのだが、そんな私を唯一見捨てないで友人で居続けてくれたMくん。
Mくんのような存在に私もなりたい。
5月15日㈬
・いくらなんでも毛髪がスカスカになりすぎて目立ってきてしまっていて、さすがにもうスキンヘッドにするしかないか、と思い、スキンヘッドの画像を検索しまくっていたら電車を乗り過ごす。
トムブラウンみちおさん、春風亭一之輔師匠、みたいにスキンヘッドで格好良い人がいることを認識し、ちょっと安心する。
5月16日㈭
・父親の遺品のバリカンでサイドだけ刈ってみる。
5月17日㈮
・事。
バスルームの浴槽上の換気口にシャワーを当てて埃を落とす作業をしていたところ、たいがいの部屋は遠目から見ても埃が換気口に溜まっているのがわかるのに、一部屋だけパッと見全く埃がついてないきれいな換気口の部屋があって、まあ一応、ってシャワー当てたら地獄かのように埃やら汚れが延々と流れ出てきて、そっか、人間もそうだけど、パッと見で悪いなってわかる人よりも、悪そうな人たちのコミュニティ内にいるにも関わらずカーディガンとか着てる人が誰よりもエグい事をしてるもんな、隠してる分悪事が溜まって発酵していくんだろうな、なるほどなー、って思う。
5月11日㈯
・人見知り→人に話しかけられない→仲良くなれなくて淋しい→有名人とかになれば向こうから話しかけてくれるはず→有名人になりたい
みたいな思考回路でかれこれ31年間生きてきたが、ホテルの仕事を始めてみて、
社交的な人→今の時点ですでに私に話しかけてくれている→向こうが話しかけてくれてるのに私がしどろもどろの反応をしているので仲良くなれない
無口な人→私が有名人になったところで向こうが話しかけてくれるとは思えない→仲良くなれない
と、有名人になる意味皆無だということにやっと気づけたので、結局のところ、ちょっとした雑談を勇気を出してこっちから話しかけるとかするしかない。勇気を出そう。
5月12日㈰
・初対面の方々とのZOOM。
ボケてみたのだが、ボケたくせにツッコんでもらう前に自分でスッとやめて何事もなかったかのように話を進めていったので、当然ながらぽかんとされてしまう。
ボケるんだったら誰かが根負けしてツッコんでくれるまで続けるべきで、ちょっとボケてすぐやめるっていう度胸の無さ、往生際の悪さ、これは人生においてもそうで、本当に直したい。勇気が欲しい。
5月13日㈪
・ホテルの部屋に人間がいた痕跡を消す仕事。
同僚のスキンヘッドパディントンおじさんHさんが、私が腰に巻いているサポーターを見て「どうしたのそれ?」って声を掛けてくれたのだが、私は反射的に「あ、前からしてます」とこたえてしまった。
たしかに私はこの職場に来た1年半前からずっとサポーターを巻いてるのだが、雑談ってそういうことではない。声を掛けてくれたんだから「腰痛めちゃって」とか「腰痛めやすいので予防で」とか言って、その後で「実はこのホテルに来た1年半前からずっとつけてるんですた」って補足で説明すればいいだけで、「前からずっとつけてるのにお前今気づいたのかよ遅えな雑魚がww」みたいな受け答えを咄嗟にしてしまう自分が嫌。
たぶん、人間との会話の経験が少なすぎるのが問題な気がするから、なるべく人間との会話の機会を増やして、人間との会話に慣れていきたい。
5月14日㈫
・小学校の頃からの友人と会って遊ぶ。
私は小5の秋頃にスクールカースト一軍グループのボスに偶然気に入られ、そこから約1年半ほど、一軍グループのメンバーにパシリとして加入していた。
で、それまで放課後もほぼ一人で過ごしていた人間がいきなり一軍グループメンバーになったものだから、パシリのくせにそれはそれは調子に乗り、いろんな人たちを見下したり無下に扱ったりして、当然の報いとして中学高校の6年間地獄を見たのだが、そんな私を唯一見捨てないで友人で居続けてくれたMくん。
Mくんのような存在に私もなりたい。
5月15日㈬
・いくらなんでも毛髪がスカスカになりすぎて目立ってきてしまっていて、さすがにもうスキンヘッドにするしかないか、と思い、スキンヘッドの画像を検索しまくっていたら電車を乗り過ごす。
トムブラウンみちおさん、春風亭一之輔師匠、みたいにスキンヘッドで格好良い人がいることを認識し、ちょっと安心する。
5月16日㈭
・父親の遺品のバリカンでサイドだけ刈ってみる。
5月17日㈮
・13年近く憧れ続けている人のイベントを観に行く。
5月18日㈯
・人妻の家に行ってその家に住んでいる子供に知恵を授ける仕事。
犬が私のスリッパをくわえて持って行ってしまい、取り返そうとすると獣の顔で威嚇して噛みつこうとしてくる。
が、授業が終わってお母さまが部屋に入ってくる直前になって急にすんなりスリッパを返してくれて、「スリッパ?そんなものに私ははなから興味など無いですけども」みたいな表情をしていた。
5月19日㈰
・文学フリマに参加する。
私は絶対接客業に向いてないな、と改めて実感したものの、来てくださった方々や買ってくださった方々やお話してくださった方々がみんなとてつもなく優しくて、人間を信じてみようという気持ちになる。
5月20日㈪
・配信で演劇を観る。
ツッコミがくどいんじゃないかなあとかそういう欠点をあげようと思えばあげられるのだが、結局のところ出てる人のことも作ってる人のこともみんな好きだなーと感じて、気持ち良くなる。
欠点が無い作品よりも、欠点を魅力が凌駕する作品のが私は好きなんだなあと気づく。
5月21日㈫
・朝、バリカンに手間取って時間が無くなってしまい、朝ご飯抜いてすぐ家を出ないと間に合わない、でも力仕事だから朝ご飯抜くと大変なことになる、どうしよう、ってプチパニックになってたら、チーフから連絡が来て今日休み明日出勤に変更になる。
ラッキー。
ゆっくり時間をかけてAVを観る。
5月22日㈬
・ホテルの部屋に人間がいた痕跡を消す仕事。
私は社交不安障害という、ざっくり言うと人間に対して緊張しすぎてしまって、酷い時だと電車で動悸や吐き気に襲われてホームで倒れて救急車で運ばれたり、一番ひどい時だと道を歩いてるだけで通行人に緊張してしまって吐き気に襲われて道端に倒れてしまうということがあった。
が、今年入ってからなんか体調が良くなった。
たぶんだけど、中学生くらいの頃からずっと「松本人志的な存在」にさえなれば全ての欲望が満たされて全ての悩みが解決される、というカルト宗教を勝手に自分で作り上げて自己洗脳されていたのが、「あ、なんだ松本人志でもああなるんだ」、ってはっきり自覚したことで洗脳が解けたのが何やかや結構大きな要素な気がする。
そんなわけで、最近は動悸や吐き気の発作が起きなくなっていて、それはめちゃくちゃありがたいし嬉しいことなんだけど、わかりやすい体調不良がなくなったことで自分の特性みたいなことに目を向ける余裕ができたからか、人との咄嗟の会話ですぐパニくってしまってうまく返せないとか変な返答をしてしまう会話が全然噛み合わないとか、っていうのが余りに多すぎるなと実感する。
もしかすると発達障害とか自閉症スペクトラムとかアダルトチルドレンとかの傾向が私にはあるのかもしれない。
5月23日㈭
・ホテルの仕事の20歳スポーツマンイケメン同僚OさんがやってるYoutubeチャンネルを見つけてしまって、なんか申し訳ない気持ちになって、チャンネル登録はしないでおいた。
5月24日㈮
・ホテルの仕事帰りに道で事務のNさんとばったり会って、こっちが会釈したらNさんは笑顔で会釈してくれた。
こういう、咄嗟の時の挨拶の際に笑顔を作る技術、を大概の人は習得しているのに、そういえば私は一切習得していない。
本当に面白いと思った時しか笑顔は見せないぞ、みたいな謎の尖り思想があったのかもしれないが、もう今年で32歳にもなるおじさんなので、挨拶に笑顔も添える練習に励もうと思う。
5月25日㈯
・大学のサークルの後輩とLINEする。
転職先が決まったらしい。立派に人生を歩んでいて尊敬する。
5月26日㈰
・昨日LINEした後輩と急遽飲みに行く。
せっかくなのでサークルの方々に連絡してみたら、普段集まらない感じのメンツになり、シンプルに楽しかった。
5月27日㈪
・人に話しかけられたときにすぐ緊張したりパニくってしまうのはワーキングメモリーが少ないからという説を目にして、一理あるなと思う。元々メモ魔みたいなところはあるが、さらにこまめにメモとっていこうと思う。
・上司的な人に営業ノルマ的なのを詰められ、焦ってパニックになってしまい友人知人に切羽詰まった怖い文面のメールを送ってしまう。
上司的な人が悪いのでもなく、私が悪いのでもなく、上司的な人の顔を立てながら上手いことその場をおさめる方法はあったはずなのに、友人知人に怖い文面を送りつけるは、そうなったのを心の中で上司的な人のせいにするは、そういう他責傾向の自分が嫌。