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【相手から見た自分の価値、自分の思いと同等なのか】おにい02


起:引っ掛かりポイントの発見

おにいと会話をしてから数日間、お嬢は結婚を考えてくれる対象になったんだと嬉しい感情に包まれてました。でも、ちょっとずつ話しをした内容が頭の中に並ぶ言葉の状態から心に落とし込む感情に変換されて行く中で、一つだけ処理しきれなかった言葉が出てきました。

承:言葉から考えるお嬢の価値

それはおにいもすごく気をつけながら発言してくれたけど「今の関係をもし第三者から見たとしたら、セフレに近い関係に見えるかもしれない」と表現された、セフレって言葉です。確かに会うたびにそういった事はあったけど。
数日経って落ち着いてからこの言葉を言われたんだと振り返ったとき、ものすごくショックを受けたんです。え、今までのお嬢が抱いてきた好意はなんだったん?やっと尊敬とか面白いとか大事やなって思うだけじゃなくてシンプルに好きって言葉でおにいを表現できるようになったのに。おにいは何、お嬢に対して性処理対象としかみてなかったのか?好きじゃないの?もう好意がないってこと?んん?(本当にこの感じで無限ループに陥ってました)

お嬢がもつパートナーとの性行為に対する考え方は、やっぱり特別なものではあると思ってる。性欲とか強い弱いはわからないけど、一番近くにいる感覚がいいなって思う。物理的にも、精神的にも。近くにいてられるのが、ものすごく嬉しい。本当にそれだけなんだよ。
けど、おにいはちょっとちがうと思う。最初はそこのすれ違いなのかと思った。でも、そういうわけじゃない。ただただ、私達の関係がそう見えてしまうってだけ。余計に悲しくなってきたな。

転:結局話してみるしかない

きっと、直接聞いてしまえば直ぐに解決できたことなんだろうけど、今の関係のままでいいんじゃないかと返事をした手前、話を掘り返すのもなんだか申し訳なくて結局2ヶ月くらい、ひとりでうだうだ悩んでた。でも、お嬢がんばります。電話ではあったけどちゃんと聞きました。
「セフレって言葉に想定外のショックを受けてしまいました。お嬢に対してどういう感情をもってるの?」

おにいはうーんと少し考えてから
「その言葉は自分を客観視したときにそう見えるかもしれないっていうだけで、俺が今の関係をそう思ってるわけじゃない。例えば〜って言う例として使っただけで。お嬢に対しては素でいられるなぁって思ってる」
と答えてくれた。
ちょっと求めてた答えとは違うけど、お嬢のなかで答えとして出すには十分な答えだった。

お嬢がショックを受けたセフレって言葉は何も意味がない言葉だった。おにいがそう思ったわけじゃない。それにしてもなんでそんな言葉を仮にもお付き合いって関係を持ってる人に言っちゃうんだろうとも思ったけど、とりあえず、そういうことなんだ。言葉以上の意味はないんだとわかったから安心。そして、これからおにいが発した言葉にそれ以上の感情が隠れていたりすることはないんだとわかったので、いらんことは考えないでいいんだと学んだ。
お嬢に対して素でいられる。これは、お嬢といるのが安心の空間になってるということだと理解した。

結:先を見ては今を生きるの繰り返し

結果的に、お嬢は取り越し苦労をしただけでした。でも、成長したと思う。なぜなら、不安に感じたことを相手に質問できたから。そしてそこから答えにも結びついて、それ以降の関係の改善につながったから。
お嬢がこの質問をおにいにしたことで、おにいはお嬢がおにいからの愛情を感じれてない、そこから生まれた不信感・不安がお嬢を追い込んでしまうのにつながる、ひいては俺自身が面倒くさい対応を求められるのにも繋がりかねないと、多少は感じてくれたんだと思う。それ以降の対応が少しずつ変わったなと、実感しているから。

心底腹が立つことも、よくわからないことも、それらを吹き飛ばすくらい嬉しいことも、今はとりあえずおにいと一緒にその時間を使いたいと思う。先のことは何も確定してないけど、今はこれでいい。あくまでも自分の人生であること。この考えに戻ってこれたら大体の問題解決できる。どんな場面からでも学びになったなって感情で終われる。そんなことにも気付けた2ヶ月の悩みでした。

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