6年間お疲れ様a7SⅡ
ちょうど30歳になった2016年の末に買ったSONYのカメラa7SⅡ
随分前から、シャッター幕閉じっぱなしになったりEVFの保護ガラス割れたり、モニターから色味が消えたり、イキナリ電源落ちたり、純正レンズなのに「このレンズは使用できません」とエラー出たり、純正バッテリーもエラー出たりと….
まぁ限界まで使い倒したカメラのa7SⅡ
ほんとに今までなんとか持ちこたえてくれてありがとう。
このカメラのお陰で撮れた写真がたくさんある。
今でこそ、高感度特性は他のカメラに追いつかれはいるけど2016年当時は他に選択肢が無かった。
暗くても他のカメラと比べてノイズが少ない。そして動画も強い。
購入した当初は、休日に撮影に出かけるなんて思って無かったから仕事終わりで撮影するつもりで暗闇に強いカメラに惹かれた。
自分で作った曲に実写MV付けてみたくて動画性能良いのも気に入った。
そう、買った時僕は写真撮るつもりなんてなかったんですよね。
動画撮りたかった
写真撮りたいなんて実は1ミリも考えて無かったんです。
しかし!!!
動画撮り始めて気が付いた。バッテリーすぐ減る!!!!しかもめっちゃ容量食う!!!
てかカメラの操作方法わかんねぇwww
仕方ねぇ…写真モードで使えば動画よりもバッテリー長持ちするから写真撮ってとりあえず操作方法覚えよう。
動画はそれからだ!
こんな思考から僕の写真ライフがスタートしました。
もしもa7SⅡじゃなく動画撮ってもバッテリー長持ちタイプなカメラを購入していたら写真撮ってなかったかもしれません。
写真撮り始めて会社の人とも話すようになった。
写真始めて知らない人とたくさん会って話した。
写真始めて知らない場所にたくさん行った。
人との関わりや、遠出なんてめんどくせーって思ってた自分が写真を始めてからどんどん小さな変化を積み上げる事が出来た。
最初は人撮りてぇなって僕の中では「夢物語」でしか無かった。
人に正面からカメラ向けるなんて怖くて出来なかったから後ろからシルエットで撮った。当時はそれが精一杯でした。
いろんな人の助けを借りながらほんとに人を正面から撮影する様になった。
それでもまだ怖かったな。どう思われてるのかな?とか、嫌な気持ちにさせてないかな?とか。
撮った写真を見せたら喜んでもらえるのがほんとに嬉しくてやってたな。
調子に乗って写真を仕事にした。精一杯やったけどたくさんの反省点も見つかった。
仕事くれた人たちには今でもありがたいなって気持ちと、続けられなくてごめんなさいって気持ちがある。
とある被写体志望のRicccoと知り合って撮影し始めてからは全く想像もしていなかった事ばかり身の回りに起きて、驚きと戸惑いを持ちながら時には休み時にはやりたい事に向き合って写真を堪能していたと思う。
インスタこんなに見てもらえるようになるなんて全く考えてなかった。
念願の、ただの妄想だった写真集と写真展も出来た。
ただやりたくてやったことなのに人に褒めてもらえたりして嬉しかった。
いつの間にか写真を撮ることが当たり前になってたかな。
そんなこんなしてたら結婚を経験し離婚を経験することになりました。
写真を始めていなければ、a7SⅡを選んでいなければ、上記の様な事は起こらずまた違った状況になっていたのかな?なんて思ったり。
草木、枯葉、空き缶、部屋、川、空、雲、雨、桜、梅、猫、町、店、家族、女性、男性、友人、知人、会社の人、施設利用者の人、カメラ仲間、写真仲間、自分、父、甥っ子、姪っ子、祖母、サロンモデル、お客さん、サロモの友達、友人の妻、インスタで知り合った人、依頼くれてお金請求してきた人、日本旅行に来たフランス人、インスタで見つけたロシア人、インスタで見つけた素敵な人達、丁寧な依頼メール送ってきたRiccco。
たくさん撮った写真は全てa7SⅡです。
今振り返れば1年くらいしかスナップや風景撮ってなくて人撮り始めて5年経ってるんだなと。うん、まだ5年なんだな。まだまだやれることあると思う。
a7SⅡ、ほんと君は人の肌色がなんともいえない感じで苦労しましたよ。
防塵防滴に配慮した設計を信じ込み雨の中で撮影したらシャッタースピードがずっと可変し続けるというバグを発症して僕を困らせましたね。
夏の炎天下の中4K撮影してたらオーバーヒートしてどうにもならず顔面蒼白にさせてくれましたね。
動画RECボタンが変なとこついてるからぶら下げて歩いてると知らぬ間にRECしててバッテリーなくなってる事がよくありましたね。
AF遅くて連射に追従してくれないし、手ブレ補正もいうほど効かないし、連射も遅いし、タッチパネルでもないし、1200万画素しかない君だけど、俺は好きだったぞ!!!!
6年間お疲れ様
今となってはヘンテコなカメラだけど思い入れの詰まったカメラです。
もうボロボロだから中古でも売れないし、部屋に神棚作るからそこに置いといていいかな?
きっとこの先、「写真しんどいな」って思うことがあった時に、神棚に置かれた君の姿を見れば俺はまた頑張れる。
しんどいときは助けてもらう。今日まで君と撮影した写真を思い返して「楽しかったね」と思い出させてほしい。
本当に今までありがとう。
a7SⅡ。
俺たちは頑張ったよね?楽しんだよね?笑顔も悲しみも、しんどい時も調子良いときも撮りたいって思った物はしっかり撮ってきたよね?
俺にとって最高のカメラだったよ。
ありがとう!
写真を始める事が出来たのは間違いなく君のお陰だ!
君は俺の宝物だ。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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