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写真の産まれ方。

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僕達の写真を1枚1枚、どの様な撮影の中から産まれたのかを僕目線(写真家目線)でまとめた記事です。写真展を目指すキッカケや、諦めかけた理由等も掲載予定です。
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#ポートレート撮影

写真の産まれ方#18

写真の産まれ方#18

2019年9月末〜10月

僕はインスタグラムにこんな投稿をしました。

この投稿を見た色んな方からDM頂きました。

「そんな気持ちなら写真展するべきではない」
「辞めると言っているが、未練を感じる」
「辞めて欲しくないから拡散します」
「フォロワー増やしたいだけかよ」
「ちょっと何言ってるかわかんないです」

結論から言うと翌月11日に「撤回します!写真辞めません!」と投稿しております。

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写真の産まれ方#17

写真の産まれ方#17

2019年9月末

この日は仕事終わりに写真仲間が参加している写真展を見に行きました。
せっかくなのでりっこちゃんも一緒に行く事に。

フィルムカメラで撮影した写真を印画紙に焼き付けるという昔ながらの手法でプリントされた写真が沢山飾られていました。

印画紙に手焼きする手順等を聞いてると
Photoshopってこれを元に作られたソフトなんだなぁ。家で現像出来るったスゲー事なんだな。と改めて思いまし

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写真の産まれ方#16

写真の産まれ方#16

2019年9月

新しい服を買ったと聞いて

その服で撮りたい!

と伝えてかなり久しぶりに"撮影だけ"を行う事になった日です。多分僕が仕事か何かだったんでしょうね。

ロケ地は広島で僕がこの頃1番好きだった場所、某川沿い。とにかく広くて人少なくて太陽の位置がとても良い感じ。

しかもこの日はフィルムカメラしか使わない!という縛りで撮影してまして、時間はいつもに比べて少ないけど楽しめました。

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写真の産まれ方#15

写真の産まれ方#15

2019年9月

初めて迎える誕生日。
きっとお互いどう過ごせば良いのかわからなかったんです。今思えば。

探り探り、恐る恐るだった気がします。
それくらい、微妙な距離感だったとおもいます。

お互いに色々と思うところがあって
その場の感情に任せて言葉を伝えてしまいました。

この時期はそんな事の連続でした。
そしてこの頃、りっこちゃんの口から"撮られたくない"という言葉が出てくる様になりました。

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写真の産まれ方#14

写真の産まれ方#14

2019年8月

りっこちゃんを撮影し始めて1年が経った。
当時の撮影の仕方と随分変わった所がある。

撮影のために出かける事がほとんどなくなった。
楽しむ為に出掛けて、撮りたい時に撮る。

そんなスタイルにいつからか、変わった。
きっとこの頃から"ポートレート"を撮っているというよりも、"人間を撮っている"という感覚になっていったと思う。

朝ごはんにしては遅く、昼ごはんにしては早い食事をしにパ

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写真の産まれ方#13

写真の産まれ方#13

2019年7月末

花火大会に行こう。
という事で広島で行われる花火大会に行く事になりました。

しかし、僕達は結局、花火大会に行けなかったのです。

花火大会は夕方18時開始。
それまでの間、浴衣姿で撮りながら、開始まで過ごそうって事になりました。

この時、もうすぐ大きな花火が見れる!と楽しそうでした。
表情からも伺えると思います。

そろそろ行こうか。花火大会。

車で移動。

途中コンビニ

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写真の産まれ方#12

写真の産まれ方#12

2019年7月

僕達の写真活動は終了、再開を経て変化しました。

それまでの撮影の空気感とはどこか微妙に違う。
人と人としての距離感の変化なのか、撮影に対するモチベーションの変化なのか。

たくさんの微細な変化が積み重なっていました。

写真を撮る者としての変化は

これから、どんな表情を撮ろう?
これまでで撮れてない表情はなんだろう?

という課題を感じ始めていました。

良く言えば、オリジナ

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写真の産まれ方#11

写真の産まれ方#11

2019年6月末

介護士復帰を果たして2週間程が経ち
僕は精神的に少しづつ平穏を取り戻しつつありました。

"仕事がある"という、当たり前がとても有難く思えていました。

ある日りっこちゃんから

撮影を辞めたくない

と申し出を受けた。

僕はフリーカメラマンとしての活動を継続出来なかった事で、自分の写真に自信が持てなくなっていました。

もう一度りっこちゃんを撮ったとして、今の自分に何が撮れ

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