[TRPG]妖怪に会いたいシナリオフック(22/04/24)
本日の日記。朝は友人と過ごし、昼から昨日の疲れからか夕方まで熟睡した。
『日本現代怪異事典』から「おとろし」という怪異を紹介する。
「おとろし」紹介
シナリオ導入
記者や探偵をしている探索者のもとに、とある漫画家が訪れる。彼女は過去の自分が描いた絵の中の化け物を探してほしいという。
引っ越しの際にクローゼットを整理していると、奥から高校生の頃描いた絵が出てきたが、身に覚えが無い。そこには、見たことも無い化け物が詳細に描かれていて不気味さを感じた。裏には日付と「私の大切な人」と書かれてた。この絵を描いた事自体も化け物も全く記憶に無く、両親に聞いても知らないと言われてしまい、藁をもすがる思いで様々な探偵に調査を依頼している。
探索パート
探索者は図書館や郷土資料館などで、妖怪や都市伝説を調査する。その中に彼女が描いた絵に似た妖怪を見つけた。大昔地元の山の中に現れたという妖怪で、「おとろし」という名前で呼ばれているらしい。「おとろし」が元人間で、化学実験を自分に行った結果化け物になってしまったと言われている。
元人間の妖怪・私の大切な人というワードから、彼女自身の交流関係を見直すと、高校生の頃転校したとされるクラスメートに行き着く。
彼女の記憶を辿る
転校した友人を調査すると、学校関係者の記憶がちぐはぐになっていることがわかる。ある人は2年の春転校したと言えば、ある人は3年の夏に転校したと言い、過去の資料を見てもなぜかその学生に関する情報が見つからない。何かしらの超常現象によって、この学生に関わる人間の記憶が操作されていると気が付く。
仲が良かったであろう依頼者の日記や当時の写真から、「おとろし」であろう学生の正体を探っていく。
シナリオのコンセプト
「過去の自分が描いた覚えていない妖怪を探してほしい」という突拍子もない依頼から始まり、調査のための手がかりを図書館から得て、実際の依頼者の過去や交流関係を探るという王道なホラーミステリーになればいい。
依頼者が探している「おとろし」は当時の友人のなれの果てでもいいし、実は本当に神話生物と一時的な友達でもいい。