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3月14日 ホワイトデーのシナリオフック

本日の日記、朝から晩まで働いた。
さて、今日は久しぶりに『日本現代怪異辞典』から選んだ怪異でシナリオフックを考える。
今日紹介するのは”竜宮屋敷”

大森山という山のどこかにあるという屋敷にまつわる怪異。偶然この屋敷を見つけた人間は屋敷の中にある金や銀でできた宝物を持ち帰ることができるが、屋敷に入ってよいのは一度だけで、二度目に入った人間は再び戻ることはなかったという。
ある高校生がこの話を耳にし、屋敷を発見した。そのうち1人が屋敷に二回入ってしまう。この高校生は二度目に屋敷から出てきたときには、まるで何十年もの時を経たかのように老化していた。

『日本現代怪異辞典』

ホワイトデーのシナリオフックというタイトルだが、老化して髪がホワイトという無理矢理の接点である。

■導入
探索者のもとに従兄弟の高校生が相談に来る。”竜宮屋敷”の舞台である大森山のモデルになった土地に肝試しに行ったら、友人2人がいなくなってしまった。1週間経っても家に帰っておらず警察も調査をしている。そんな中友人の1人から突然従兄弟のもとへ手紙が届く。
「自分たちは竜宮屋敷にいる。ここでは全てが自由でもう現実に戻りたくない。」という趣旨の内容で、最後には従兄弟ももう一度屋敷を探して中にはいるよう促している。
警察に届けるにはあまりにもオカルト地味ており、探索者に助けを求めてきた。

■中盤の探索
無人の屋敷を探索するクローズドシナリオ。屋敷の中は今まで人がいたかのように鍋が囲炉裏の火にかけられ、庭で鳥が鳴いている。探索者は行方不明になった2名を探すため、2階だての屋敷を調べていく。
ギミックとしては2部屋探索するたびに、POW×5を振り、失敗すると1d10歳を取る。探索する中で、屋敷の真相や、失踪した高校生が見つかる。しかし、高校生と聞いていた少女は、シワだらけの顔をした老婆であった。
探索者は急速な老化に抵抗しながら、屋敷を脱出する手立てを探す。

■神話生物など
この屋敷はクアチル・ウタウスに永遠の命を求めた狂信者が作り出した空間であり、その人間が神のために定期的に人間の若さを取り込む。

部屋を探索するたびにPOW×5を振るため、必要最低限の探索で、脱出のための資料を見つけ出す、RTA的なシナリオ。

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