ネットストーカー目線で考える、特定されない自撮りについて
前提
なぜ自撮りをするのかについては言及しません
Twitter及びInstagramの利用を想定してます
心理的な話を入れてますが、筆者の専門外です
ネットストーカーは時間とお金があり、あなたのことが大好きと仮定します
ネットストーカーは、あなたの有りと有らゆることを知りたい、特定したい
当記事の目的
ネットストーカーをするほど、相手は遠ざかりますよという事を伝えたい
ネットストーキングの余地を減らしたい、リスクを認識してほしい
それぞれの気持ちを考える
ネットストーカーの気持ち
興味
大好き
あなたのことを理解したい
あなた(特定される側)、特定された時の気持ち
気持ち悪い
迷惑
愛が重い
平穏を脅かされている
マズローの欲求5段階説によると、下記の欲求があります
※素人解釈を入れてます、ちゃんと知りたい人は専門書で調べてください※
生理的欲求:動物として根本にある欲求
安全欲求:危険な状況の回避、自己防衛欲求
社会的欲求:家族や学校、職場の中で居場所を確保したい欲求
承認欲求(尊重):価値のある人間として認められたい、他人や社会から尊重されたい
自己実現欲求:なりたい自分になる欲求
それではネットストーカーとあなたの関係に当てはめて見ましょう
上記の心理例では
社会的欲求、承認欲求、自己実現欲求を順番にクリアしようとしてますが
視点を変えて、あなたからネットストーカーを見れば、自己顕示欲の塊です
あなた(特定される側)は自撮り手段として、自己実現を目指しています
上記の例では、途中までは自己実現の過程を認めて貰え、応援してもらえることが嬉しいかもしれません
雲行きが怪しくなった時に、自己実現欲求を満たすよりはるか手前の安全欲求が満たされず、不安を感じます
安全欲求が満たされないのは、学校や職場の特定する趣旨の発言がキッカケですが、それより前の段階、オフの打診を断ったとしても手遅れです
特定が完了した時点で、接触する手段をネットストーカーは持っています
あなたの安全欲求が脅かされた時、
あなたはネットストーカーに対してネガティブな感情を持ちます
自己実現も方法を変えねばならず、活動のモチベーションにも影響します
オフの打診を断られたネットストーカーの目線に立てば
上手く行かないことに焦りを感じ
より注意深くあなたを観察し、理解しようとします
(本当に余計な)努力をした結果、接触する方法を見つけました
ネットストーカーは大好きなあなたに会いたい、隣にいたいという
願望を止められますか?
ネットストーカーはストーキング行為を、
自己実現の為に止められないのです
誰も幸せにならない不幸なスパイラルの完成です
非接触の為のケースバイケース
現在地の特定
危険度★★★
尾行
声掛け等の接触
投稿してから1時間以上滞在する
ネットストーカーの出待ち準備に十分な時間です
離脱後はそんなに問題ない
尾行の心配はない
お店の特定と同レベルのリスク
お店の特定
危険度★★
行動範囲の特定
交友関係の特定
趣味嗜好の理解
特定して欲しいパターン
宣伝目的の投稿
映えポイントの普及
素敵な思い出の共有
オタクの育成
※ 知られて困るものでもなければ、店名とか表記した方が良いです
※ 開示されている情報については話題に出しやすく、特別感もありません
特定して欲しくないパターン
近所のお店:住所の特定の要因になる
知人のお店:友達付き合いの特定、住所の特定の要因になる
公開してない交友関係の特定に繋がる
特定要因
メニューや商品
背景
食器
学校・職場の特定
危険度★★★★★
尾行
声掛け等の接触
スケジュールを知られる
交友関係の特定
迷惑レベルはかなり高いですが、周囲に人がいることが多いのでまだマシ
特定要因
校舎・オフィスの外観:かんたん
制服:ややかんたん
風景:ややかんたん
行事:合わせ技で使える
学科:合わせ技で使える
テスト:合わせ技で使える
友達付き合い
コメントやリプライで相手との親密さが分かります
自己防衛が完璧でも、友達から沢山の情報が公開されていたとしたら芋づる式に様々なことが分かります
日常的に使う路線の特定
危険度★★★★
何が起こるのか
尾行
声掛け等の接触
スケジュールの把握
生活サイクルや乗車時間から、学校や住所の特定の要因になる
最寄り駅の特定、最寄り駅からの備考
ここまで分かると、最寄り駅や学校・職場の特定まであと少しです
特定要因
通勤通学時のオフショットを撮る
見るひとが見れば、車窓や車両から一発でバレることもあります
最寄り駅の特定
危険度★★★★★★★
尾行
声掛け等の接触
スケジュールの把握
生活サイクルや乗車時間から、学校や住所の特定の要因になる
普通の尾行ではなく、ありとあらゆる面でリスクが高いです
人気のない場所での接触も可能です
住所の特定
危険度★★★★★★★★★★
尾行
声掛け等の接触
スケジュールの把握
物の送付(AirTag)、設置(機材)
特定要因
窓際:風景から推測可能
道に落ちている物:有名なストーカー方法
間取り:ある程度範囲が絞れてから有効。地域の不動産情報から同一の建物を割り出す
車:ナンバーや車種、カスタム等を比較できる
Amazonの欲しいものリスト:都道府県がバレる、ニックネームを設定しないと本名もバレる
例題
朝8時と夜19時にSNSが活発になる、同一路線に40分以上乗っている
県境付近なのは周知の事実になっており、どちら側かは明かしてない
駅から徒歩圏内で、週末に乗る車はMINI
日常風景で見る珍しいものが好きで、ツイートしがち
自宅は広めの1Rで窓に特徴があり、打ちっぱなしコンクリートの壁
欲しいものリストを公開した場合
住所を特定されない確率はどれくらいでしょうか
番外編
瞳に映る光景:風景や間取り、友人や車種の特定
指:指紋認証の突破
コスメ、服、装飾品:経済状況の特定。人付き合いや貯蓄の予想が可能
装飾品、インテリア:サブ垢の特定、匂わせ
学歴:進路や就職先の特定に有効
学科、就職先の配属部署:絞り込むのに有効
学園祭:接触リスク大
オフィス:業務外の活動は、会社は何も守ってくれない
病院:構造上特殊なケースが多いく、特定までの難易度が低い
図書館:構造上特殊なケースが多く、特定までの難易度が低い。蔵書検索がかなり充実してる
電柱:住所分かります
騒音:選挙カー。リアルタイムな騒音で場所の特定が可能
自撮りから特定されない為には
バレたくない場所だったら背景や風景にボカシを入れたり、
塗り潰しましょう。反転は意味ありません
意外と安全な場所は、トイレ
比較画像がほぼなく特定は困難です
バレても良い範囲を決める
関東・関西までは良いのか
都道府県までは良いのか
職場や学歴や学校は良いのか
路線バレは良いのか
顔を晒している以上、100%誰にもバレないというのは無理です
顔は最大の個人情報と言っても過言ではありません
友人からの流出は、人数が多いほど防げなくなります
リアルの顔見知りによる、気軽な流出も多いです
オタクとネットストーカーの違い
オタクされて気持ちが良いという感情は理解できます
しかし実害のないようにマインドコントロール、オタクの精神育成には限度があります
接触する手段を持たせないを徹底し、自己防衛をしてください
社会を巻き込む
ネットストーカーとあなた、2人の関係に問題がなければ良いのですが、当人の間で収まらない場合は民事裁判や刑事事件に発展させることが社会では可能です。時間やお金は掛かりますが、平等な目線で考えてくれる第三者がいることを忘れないようにしましょう
警察への相談
尾行や接触が始まり、行き着く先は何でしょうか?
ネットストーカーの気持ちをあなたが受け入れられない場合、お互いの情動はどうなりますか?
尾行や付きまといが既に発生しているなら、直ぐに警察にご相談ください
最後に
本記事の内容は筆者の個人的な経験に基づくエピソードが沢山あります
具体的な方法や何を特定したかについては、悪用出来ないようになるべくボカして記載してます
私自身はネットストーカーをやっているという自覚は当初なかったです
ただのガチ恋になりかけているオタクという自己認識でした
リアルに会ってお話していく中で、当事者間にしか分からない秘密に近い情報の共有があり、SNSはその延長線上にあるコミュニケーションツールでしかありませんでした
しかし今にして思えば、出会ってから1ヶ月もした頃には立派なネットストーカーになっていました。あまりに多くのことがネット上だけで分かり、止められなかったのです。「自分だけが知っている特別な情報」は甘美で、夢中になっていました
ネットストーカーは嫌われると今でこそ分かります
当時は本当に気付けなかったです
ネットストーカーをしなければみんな幸せという
性善説は、その時の私には適用されませんでした
時々ブロックされた画面を見て、自分自身の愚かさを噛み締めてます
私は生きてきたなりの社会的地位があり、
自分にルールを設けて界隈を遊んでいました
最終的にはストッパーが上手く動作して、
現実での接触は何もしなかったです。しかし、何かが出来る状況でした
事情により会えなくなってから、現実での接触はありませんでしたが
DMで色々お伝えして、不愉快な気持ちにさせてしまったことを
今では酷く後悔しています
知らず知らずのうちにネットストーカーになっていたこと、
下手な伝え方をして不愉快にさせてしまったことについてです
あなたの気持ちを無視して、様々な特定をしてしまったこと
ご不快・ご不便な思いにさせてしまったことを
ここにお詫びいたします。本当に申し訳ございませんでした
参考
読んだ書籍
「愛するということ」
「アドラー心理学入門」