見出し画像

仕事に悩みまくった時に人生の方向性を見つけるきっかけを作ってくれた場所

えーと。
皆さんこんばんは。ひょっとしたらおはようございますかもしれないし、こんにちはかもしれません。YouTuberの皆さんはこのあたりの挨拶がお上手ですね。

今日はこのタイトル通りなんですけど、仕事に悩みまくった時に人生の方向性を見つけられた場所についてお話ししようかと思います。

その前に、当時の自分がどんな状況だったかというお話をしようと思います。
まあやばかったですね。駅ですれ違った知り合いからは「すっごい不機嫌そうだった」とか言われるぐらい負のオーラ全開。仕事っぷりは本当必要最低限のことだけやっているような状態だったと思います。

で、まあもちろん自分自身こんなことではあかんと。どうにかしないといけない。でもどういう軸を持って生きたらいいのかわからない。そんな状態でした。
とりあえず会社に言われるまま仕事しているけど、全く充実感無いし、なんなら今の自分のポジションには他にふさわしい人がいると思うし、そう思うと自分はなんなんだろうって思うし…。指針が欲しい。
でもどうやってその指針を見つけたらいいのかわからない。

今やっている仕事もそうだし、そもそも人生の方向性もだし、今日何をして生きるべきかみたいなところも含めて全てに迷子になっていたという感じです。

当時の自分は家業とかある人達が羨ましかったです。
だってもうそれするしかないんだから。
サラリーマンだといろんな進路をとることができて、その自由さ故にどうすればいいのか分からなくなってしまう。

明日会社辞めてどこにでもいったらいいし、辞めなくても休みますって連絡して2週間ぐらいどっかに行っても良いわけだし。それをするにしてもどうしたらいいかわからない。

そんな時に一回頭の中身をまっさらにしようと。
ごちゃごちゃしているのが頭の中に居座っているからおかしくなるんだと。

そう思って国内旅行をしてみることにしました。
確か秋の連休時期を狙って行ったんだと思います。

訪れたのは鈴木大拙館。石川県にある博物館ですね。
そもそも禅の考えを反映させた建築になっていて施設自体なかなかユニークです。
そして鈴木大拙という方は、海外に禅の考えを広めるため沢山著作物を残した哲学者です。

https://www.kanazawa-museum.jp/daisetz/

さてここにはなにがあるのか。
何もありません。

思考の邪魔をしない環境が整っていて、畳でできた椅子に座って林と水面を見つめる…。

自分自身と見つめ合う精神と時の部屋がそこにはあります。

ここで得られたものが「自分の気持ちに対して正直に生きる」という方針でした。

どこか自分は誰かの顔色を伺ってきた部分があり、自分の気持ちに正直に生きていなかった。それは親かもしれないし、世間体かもしれないし、インターネット上の多数派かもしれない。でもそれと自分は別だ。
別なんだけど、外部情報を優先してしまってそこから正解を求めて彷徨ってしまった。

内面を見つめ、自分の気持ちに正直に生きるということが自分の人生の軸に決まった時、自然と涙が溢れていました。ようやく、自分の気持ちを自分だと認めることができたのでしょう。

あれから仕事で色んなトラブルにも見舞われていますが、この軸に立ち返うことで対処できていると感じます。

人生に迷ったら鈴木大拙館に是非お立ち寄りください。

いいなと思ったら応援しよう!