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360度カメラを楽しむ
そろそろ10年にもなるのだろうか?
初めて、360度カメラを手にした時には、なぜこんな画像が撮影できるのか不思議で、しかも動画まで撮れるのには驚きました。
画質の進化
やはり気にるのは画質の変化でしょうか。
発売当時は、1400万画素でしたが、最近の機種は7200万画素、動画もフルHDから8Kへととんでもない進化をしてきて、新機種が出るたびに驚きの連続でした。
初めて購入したのはリコーのシータSと言う機種で、バッテリーもSDカードも内蔵されていて交換できないタイプのカメラでした。
防水でもなく、落下にも弱くてテーブルから落としただけで壊れてしまって、泣く泣く買い直した事もありました。
画質は、当時として見れば良かったのでしょうが、ステッチ(つなぎめ)がはっきりとわかってしまったり、正面レンズと背面レンズで色が違ったりしていて、今思えばそれなりの画質でした。
その後、アクションカメラで有名なGoProからMAXと言う衝撃性能や防水性能に優れた360度カメラが販売されてすぐに購入をして画質の向上は確かにしましたが、パソコンのスペックに問題がありました。
画質は向上したのですが、パソコンのスペックが低いと処理がしきれなくてきちんと表示をしないので、デスクトップパソコンでは見ることができましたが、ノートパソコンでは見ることすらできませんでした。
そして、Insta360 から発売されたONE Xを購入して、今までにない画質や機能には驚きすら感じるほどでした。
HDRのおかげで明暗差の大き場所でもキレイでしたし、色も鮮やかでステッチ(つなぎめ)もキレイでした。
それも進化が進み、今では5.7K60FPSととてもキレイに撮影ができるように進化しました。
センサーもだんだん大きくなり、1つの機種は1インチのセンサーです。
パソコンで見ることより、スマホやタブレットなど小型の画面で見ることがほとんどになったのですが、見比べてみるとその差は歴然でした。
動画の動きも滑らかになり、暗所での撮影にも強くキレイに進化して、夜間でもノイズが少なく拡大しても滲みの少ないキレイな動作が撮影ができました。
いろいろなシーンでに合わせた撮影モード
画質の向上もですが、あらゆるシーンでの撮影に応じられるように撮影モードが多彩になったり、マニュア設定で最適なシャッタースピードやホワイトバランスなどを設定できるのは楽しみになりました。
僕が利用するシーンは、登山やトレッキングが主で時々サイクリングとタイムラプスをするのですが、それぞれにモードを変えたり設定をするとキレイなのですが、モードが適切でなかったり設定を間違えるとやはり画質があまり良くないことが多くありました。
撮影モードで驚いたのは、夕方から夜間にかけてオートモードでタイムラプスを撮影した時は、キレイな夕焼けの後マジックアワーの深い紫色から夜間の星が見え始める様子まで撮影できていた時です。
茜色から青紫になり、やがて黒い空に星が見えて様子までキレイに撮れていて、編集と少し補正をしてみると、肉眼で見ているよりもキレイな感じにまで撮れていました。
ただ、サイクリングや車内から撮影をする時には、タイムシフト(ハイパーラプス)が良いのかタイムラプスが良いのか、いつも悩んでいます。
編集のことを考えればタイムシフトで撮影しておくと便利なのですが、ファイルサイズが大きいので、大きな容量のSDカードの準備や処理に時間が要するのでこれまた厄介です。
豊富なアクセサリー
ここ数年は、アクションカメラより360度カメラを利用する機会が増えたのですが、画質が良くなったのも要因の一つですが、いろいろなマウント用のアクセサリーが増えたり自撮り棒が映らなくなたのが大きいかと思います。
移動しながらの場合、胸元や頭部などが一般ですが、自撮り棒をリュックに差し込んで撮影しても、サイクリングで前後に自撮り棒を伸ばしても映り込むことなく、まるで誰かに撮影してもらっているかのような第三者視線で撮ってもらった様な画像や、ドローンで撮ったかのような画像に撮れたり、どの様な角度や位置から撮影したかわからない様な動画が手軽に撮影できるようになりました。
磁石式のマウントだと、手軽に壁や手すりに取り付ける事もできますし、複雑な形状の箇所に巻きつけるように取り付けができるマウントなども発売されていて、純正品以外にいろいろと探してみるのも楽しいです。
まとめ
360度カメラを使い始めてから、10数機種利用してきましたが、その進化にはとても驚かされました。
手の中に収まるほどの小さな機械に、どれほどたくさんの技術や部品が収まっているのかわかりませんが、少しずつ大きくなってきてる感じもするのですが、それも気にならないほど画質の向上が進んだり、いろいろな撮影モードや設定が増えてきたのですが、操作画面がわかりやすくなってきているので、操作も簡単になってきました。
今後は、アプリがもう少しわかりやすくなればと期待をしてます。