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労働からの解放を決意する

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私はこれまでひたすら努力を重ねてきた。その結果、手に入れたのは物質的な成功と引き換えに、幸せを失ったという現実だ。

就職し、安定した収入も得た。しかし、どれだけ稼いでも、心が満たされることはなかった。大学で気の合う友人たちと暮らす選択を捨て、YouTubeでの生活に適応しようと無理をしたが、幸福感は一向に戻らなかった。

努力を積み重ね、誰よりも多くを手に入れたつもりだったが、その過程で最も大事なものを見失っていた。


数年間の挑戦と成功の果てに、私は労働を拒否するという選択に至った。


労働の果てに失った「普通」の生活

友人たちとの普通の会話や、何気ない笑い声。学生時代は自然とそんな時間が流れていた。好きなことを楽しんで、嫌なことは嫌だと正直に言える生活があった。

しかし、働くことに必死になり、効率を追い求め、利益を求めるあまり、気づけばその「普通」は消えてしまっていた。

「努力すれば報われる」「働けば幸せが手に入る」という幻想に取りつかれていた。しかし、それらを追い求めた結果、私が手に入れたのは「孤独」だった。


労働の代償

就職や成功という名の象徴を手に入れることで、社会的には認められる存在となった。しかし、それは私自身が望んだものだったのか?


本当に欲しかったのは、成功ではなく、穏やかな日々や人とのつながりだった。

労働の代償として、私の心はどこかで壊れてしまった。働き続けることで、自分を見失い、周りとのコミュニケーションも希薄になっていった。そして、自分が何を望んでいたのかすら分からなくなってしまった。



労働を拒否し、新たな生き方へ

今、私は労働そのものを拒否する生き方にシフトしようとしている。それは社会に背を向けるわけではない。むしろ、自分らしく生きるための選択だ。労働がすべてではなく、人生にはもっと大切なものがある


これからは、自分の心の声に耳を傾け、労働の枠に縛られない生き方を追求しようと思う。好きなことをし、無理なく生きる。それが、私にとって本当の幸福を取り戻す唯一の道だと感じている。


タワーマンションや高級品、表面的な成功はもう必要ない。私が望むのは、人間らしい豊かさ、そして労働に縛られない自由な人生だ。



これからの人生は、他人の期待に応えるために働くのではなく、自分自身を満たすためのものにするつもりだ。





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