【Aika@ドローングラファ*⋆✈】アシスタントはおなかぺこぺこ(›´ω`‹ )
最初に、このnoteはこんな人にオススメ
・ドローンが好きな人
・ドローンがちょっと気になってる人
・コレからドローンを活用して頑張りたい人
今回、田口先生のアシスタント(補助者)として
10月30日(金)、31日(日)の2日間
空撮に同行させていただきました。
撮影場所は、日本のウユニ塩湖とも呼ばれ
絶景を誇る香川県の"父母ヶ浜"。
地元の有志の方々で、25年以上にわたり
清掃し守られてきた美しい海と砂浜を舞台に
父母ヶ浜芸術祭Vol.0が開催されます。
"父母ヶ浜芸術祭Vol.0"の
オープニングイベントとなる、
小室哲哉さんの単独ライブの様子を
田口先生がドローンで撮影されました。
https://www.instagram.com/p/CHEa85uJvJk/?fbclid=IwAR3qZUqueIcxpthKEmB9fMU6OAWaZlQitoUrX8sfGviNKjKb_JGWDIE6QCg
今日は、私がアシスタント(補助者)として務めた役割をレポートいたします(*´ω`*)
【前日準備】
田口先生から、撮影機材の一部を預かっていたので
日中の間に、機材に損傷が無いか確認しINSPIREとMavic2Proのバッテリー類を充電したあと車に積込みました。
充電器の数にもよりますが、
バッテリーの量が多いと
充電完了まで半日くらいかかる事もあります。
余裕を持って、午前中から充電を始めると安心です✨
今回は、上の写真のように
充電出来ないバッテリーを発見しました・・・💦
忙しいときに連絡したら悪いかなぁ・・・と
思ってしまいがちですが
機材に不具合や不足物、わからない事があったら
遠慮せず、田口先生にこまめに確認します✨
【1日目・自然現象と人にドキドキ💦】
AM 9:00
高松空港で、田口先生と鳥飼さんをピック。父母ヶ浜に向かって出発。
次の日の移動も考えて、ガソリンを満タンにします。(※田舎あるあるで、ガソリンスタンドが日没と共に閉店してしまう事もあるので常にガソリン満タンだと安心です。)
AM 11:00
父母ヶ浜到着✨
スタッフさん達に挨拶の後、離着陸予定地の確認。
テストフライトなどなど
【カメラリハーサル】
PM 16:00
お昼過ぎから徐々に潮が引きはじめ、夕方16時頃には沖に現れた島地に向けてピアノがショベルカーで運ばれました。
インスタ映えのスポットとして有名な場所なだけに観光客が沢山集まっていました✨✨
そんな中、小室哲哉さんがピアノを演奏する姿を田口先生がINSPIREで空撮します。
この日は、風が強く(4m/s〜)通常より機体コントロール技術を要する状況でした。
そして、周辺にはたくさんの観光客とカメラクルーがおりドローンを飛行させるエリアが限られた状態でした。
そんな中、主催者側からは水面に小室さんとピアノがリフレクションする様子をおさえてほしいと要望がありました。
『小室さんを画面中心に抑えたまま、弧を描くように』
『小室さんに近づきつつ、水面ギリギリにドローンを寄せて欲しい』
など、狭い飛行エリアの中で難易度の高い要望をされていました。
アシスタント(補助者)としては、水面までの距離がどれくらいなのか『5メートル、3メートル、1メートル、50センチ』とカウントするように田口先生に伝えていました。
慎重な操縦技術が必要な中、瞬間的に強風が発生するため、機体が流されヒヤッとする場面もありましたが田口先生が冷静に対処されており
主催者さんの要望全てに応えて撮影される姿をみて、プロ意識の高さと技術に流石だなぁ〜と感動しました(*´∨`*)✨
アシスタント(補助者)をしながら、私が特に難しく感じたのは・・・
無尽蔵に観光客が多い事。
観光客と機体との距離が近い事でした。
低空飛行の状態で、旋回を加えるとドローンがどうしても観光客やクルー側に膨らんでしまい危険な状態でした。
観光客やクルーに『危ないので下がってください』と声掛けを行っても1・2歩程度しか下がってもらえず
撮影しているど真ん中を横断しようとする観光客もいたり・・・ヒヤヒヤです。
鳥飼さんが、一緒に声掛けをしてくれたおかげで安全を確保して撮影が出来ました。
鳥飼さんが、観光客に大きな身振りと声掛けで制止する様子を見て
機体から目が離せない状況でも、身振りでお客さんに伝える事が出来るのだと勉強になりました(*´∨`*)✨
■補助者のつぶやきメモ■
・ウエストバッグよりリュックが良かった
Mavic2のバッテリーだけならウエストバッグ
INSPIREのバッテリーを入れるならリュック
・鳥飼さんのサングラス良いなぁ
私のサングラスだと太陽が眩しい💦
アウトドア用のサングラスが良いらしい
・お昼ごはんが出なかった・・・!?
明日は、コンビニで食べ物を買っておこう
【2日目・変更がいっぱい💦てんやわんや💦】
『父母ヶ浜芸術祭Vol.0』当日✨
AM9:00
夕方からのLIVE配信に向けて、どのような飛行ルートで撮影を行うか操縦者とアシスタント(補助者)でイメージのすり合わせを行いテストフライトを繰り返しました。
LIVE配信のため、操縦者のプロポからHDMIケーブルで配信機と繋ぐ必要があり、操縦者である田口先生は基地から動けません。
そのため、観光客の少ない離着陸予定地までアシスタント(補助者)が機体を持って移動します。
この時、補助者はトランシーバーを通して
・離着陸地点に着いたこと
・機体の電源を入れたこと
・プロペラが回ったこと
など、逐一、機体や周辺の状況を田口先生に伝えます。
もちろん、機体が離陸状態に入る際は周辺の観光客に危険が及ばないよう
『ドローンが離陸します』と大きな声掛けと身振りで安全のための制止を行います。
LIVE配信では、編集を加えない素の映像が配信されます。
そのため、主催者が望むイメージを限られた時間の中におさめなければなりません。
オープニング映像としての主催者からの要望は下記のような内容でした。
『川の水面ギリギリから、海にむけて前進、少しづつ上昇(30秒後には約1km先の島の辺りへ)
緩やかに大きく旋回を加え、小室さんのいるステージに向かって戻ってくる。(ここまでで、ジャスト1分)』
【おもわぬヒヤリハットな瞬間が❗】
ドローンのスタート地点(川の水面)がアシスタント(補助者)からも見えない位置だったので
当初は、ドローンをいち早く確認しようと集中して見ていました。
そのため、海上に野鳥の群れが現れたことに気がつかず危うくバードストライクさせてしまうところでした💦
それからは、無理をして機体を確認しようとせず
30秒後にドローンがいるであろう海上の方を向いて海上の危険を伝えることに注力するようにしました。
田口先生からの機体がスタートする合図と同時に30秒のカウントを行い田口先生に伝えていました。
(この時のカウントには、スマホのストップウォッチ機能を使用しました。)
機体を目視で確認できたら、『ドローン見えました』と伝え。
機体が確認ができていないときは『ドローン見えてません』と伝えました。
【離着陸地点の変更】
当初、機体の離着陸地点プランがAとBの2つあり
31日(土)の当日は、操縦者(田口先生)と距離の近い『プランB』になりました。(パンダさんの位置です。)
プランAだと田口先生のいる基地から、機体の離着陸地点まで約300mほど離れていたので
バッテリー交換のたびに、機体とプロポのペアリングが切れてしまい・・・。アシスタント(補助者)は、機体を持って田口先生の側までダッシュする必要がありましたw(*´罒`*)ゞ💦
ですが、プランBになったので田口先生と離着陸地点までの距離が約50mほどとなり、機体とプロポのペアリングも離着陸地点で行えました✨
ダッシュ係になりそうだった鳥飼さんもホッと一安心ですww
【コレでバッチリだろ〜と思っていたら・・・】
PM15:30
16:00からの撮影開始に備えて、警備員さんに飛行経路や観光客の立ち入り禁止エリアについてお話しをしました。
が、急遽、観光客を制止できないとなってしまい
予定よりも遠い海上沖からの撮影を行う事に・・・。
事前のリハーサルとは大きく飛行ルートがズレてしまいました💦
事前に飛行計画を田口先生が提出されていた事を知っていたので
私自身、そんな対応に思うところがありましたが
田口先生が笑顔で『想定の範囲内だよ。コチラはルールを遵守して(空撮)しっかりやりましょう✨』と言われ。
『本当の意味での大人だなぁ〜✨』
と改めて尊敬しなおしました。こういった経験やご苦労を沢山されて乗り越えて来られたんだろうなぁ・・・と感じました。
私は、田口先生が咎められる事がないように
ミスしないようアシスタント(補助者)として、しっかりサポートしようと気持ちを引き締めていました。
きっと鳥飼さんも同じ気持ちだったんじゃないかなぁ〜と思います(*´∨`*)
【ドローングラファの真骨頂❤】
PM16:00
警察と海上保安庁の方が背後から見守る中💦
空撮スタートとなりましたw
離着陸地点は砂浜の上、離陸時は機体の下にすのこを敷き離陸させ、着陸時は、レジャーシートの上に機体を降ろします。
日が傾くに連れ、離着陸地点がドローンからは見えにくくなくなるので離着陸地点をライトで照らしつつアシスタント(補助者)は手を振って場所を知らせました。
着陸後は速やかに、アシスタント(補助者)が
機体の電源OFF→バッテリー交換→(NDフィルター交換)→機体の電源ON
を行います。
その際、『電源切ります』『バッテリー交換しました』『電源入れます』と声に出して操縦者へ伝えます。
操縦者が離陸体制に入り、機体のプロペラが回ったら『(プロペラ)回りました』と伝えます。
アシスタント(補助者)は、周囲を見渡し比較的観光客が少ないエリアを操縦者に伝え、安全に機体が飛行できるに誘導します。
この日は、観光客が少ない左端の海岸から海上に出てライブ会場エリアを目指す航路をとりました。
【補助者メモ】
機体が離着陸体制に入る前、
アシスタント(補助者)は、必ず周囲の安全を確認し観光客が離着陸エリア内に立ち入らないよう
・大きな声掛けと身振りで安全を守ります。
日没までの1時間半ほどの時間、田口先生が
限られたエリアの中でドローンを操縦します。
小室さんのパフォーマンスに合わせつつ、父母ヶ浜の美しい夕景と魅力が切り取られ
その映像がリアルタイムでLIVE配信されたくさんの人々に届けられました✨
日が落ちる瞬間、海面スレスレを駆け抜けるドローンの姿がとてもかっこよかったです(*´ω`*)❤
オペレーションの様子を見ていた海上保安庁の方からは『(安全管理)しっかりやられてますね。』とお褒めの言葉があったそうです✨
とっても嬉しいですね✨
鳥飼さんは、ドローンはまだ🔰初心者マークだと話していらっしゃいましたがイベントスタッフの経験をお持ちだったので人払いなどの対応がとても上手ですごく頼もしかったです(*´∨`*)
イベント警備のスキルがある方が、ドローンの安全運行管理のスキルを身につけるとこんなにも安心感があるんだなぁ〜と❤
ありがとうございました✨✨✨
ぜひ、またご一緒にドロ活したいです✨
【補助者の必要性】
私もドローングラファとして撮影しながら、ドローンの事を熟知したアシスタント(補助者)が欲しいなぁ〜といつも感じていました。
撮影依頼を受けたとき『補助者は要らない』とクライアントさんから言われる事が多々あります💦
安全担保のために補助者は外せないとお話ししますが、補助者の重要性はなかなか理解してもらいづらい現状です。
ですが、今回の現場を経験してみてもコントロール出来ないイレギュラーな自体がやはり起きるのだと感じました。
今回のイレギュラーな自体
・自然現象
・動物
・人の動きによる急な飛行エリア変更
そんな時に、ドローンの事を熟知したアシスタント(補助者)がいるかいないかでは大きく自体が変わってきます。
事故を未然に防ぎ、操縦者のパフォーマンスを高めるためにもドローンの知識を持ったアシスタント(補助者)は必要不可欠です。
【最後に・・・】
私も、信頼できるアシスタント(補助者)を育て、
心があたたかくなるような映像を生み出していきたいです✨
そのためにも、色んな状況に対応できるよう、たくさん経験を積み重ねて頑張ります(*´∨`*)ノ"
小室哲哉さんのSNSに、ちょっとだけLIVE配信時の映像がアップされているので、宜しければ見てみてくださいね❤
https://twitter.com/tetsuyakomurotk/status/1323056458158669824?s=21
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