ぐっさん激怒?!【ネタバレあり】「へレディタリー/継承」の映画感想
こんにちは!
映画おじさんのアキヤマと、ニワカ兄さんのぐっさんです。
今回は2018年に公開された映画「へレディタリー/継承」
についての映画感想を、
【ネタバレあり】バージョンで話しました。
「へレディタリー/継承」の感想トークはこちら!↓
収録日:2019年1月10日(水)
※Youtubeのライブ配信を試みてみたアーカイブ映像になるので画質が悪いです。ご了承ください!
また、以下にアキヤマが「へレディタリー/継承」を観た直後に書いた感想もアップしておきます。併せて読んでみてください。
評価:★★★★☆ 4
不気味なBGM、じわじわズームインしていくカメラワークと、不安しか感じさせないオープニングで始まる今作は、ドキッとさせるようビックリ恐怖演出よりも抑揚の効いた演出で人を不安にさせることで恐怖を感じさせるインテリなホラーだと感じました。
言ってしまうと、抑えが効きすぎて途中退屈でこれはどうしようかなと言う瞬間もありました。
でも総合的に見て面白い映画だと思います。
ややもすれば退屈になってしまうような、どこに転がっていくのか予想のつかないストーリーも不安=恐怖を演出するための手法なのではないかと。
また、役者陣の演技がハンパないです。
特にお母さん。キレた時の絶叫は見ものです。
そしてお父さんが本当にかわいそう。気の毒で気の毒で。ただ1人マトモな人なんですよね。家族があんなになってしまったらと思うと同情しかありません。
謎と伏線だらけの真面目にストーリーを解析するのも楽しい作品ですし、
逆に、んなことなるわけ無いだろ!と言うリアリストにもしっかり説明できる作りになっていると思います。(昼夜の切り替わりの見せ方や、遠景になった時の見え方がポイントかと)
本当によく考えられて作られているなと感じました。
監督はすでにこれに続く長編2作目の制作に着手しているそうです。次もチェックしてみたいなと思ってます。
あと素晴らしいのが、音響。
予告編を劇場で観ている時から感じていたのですが、いろんなところから音が聞こえる感じは劇場ならではの体験です。
後ろでカサカサなってる感じとかすごいです。観客が何か音出してるのかと錯覚するくらいに音がそこにある感じ。ぜひ劇場で。
怖さのレベル感ですが、最後とか軽く笑えるくらいベタに怖がらせてくれました。
映画観た後は暗闇とかで目を凝らすのがちょっと怖くなる感じです。
お客さんの中にビビりのおじさんがいてビックリした時に声上げて笑ってました。
みんなで一緒にビックリする感じも劇場ならではの体験ですね。
痛い演出とかSAW的な怖さは無いのでそのあたりが苦手だけど、このホラーに興味がある人は、ぜひ観てみてください。
最後にエンディングのタイトルロールの話、ネタバレにならないと思うので書きます。
スタッフやキャストの名前のアルファベット1文字が、次に表示される人の1文字に受け継がれていく、「継承」されていく感じの見せ方になっています。
最後までテーマを盛り込んだ見せ方をしているというところに非常に感心しました。