昼の11時はお腹がすく時間
墓参りで田舎に帰った。久しぶりに親戚に挨拶をと思い11時すぎに立ち寄ったところ、昼食の真っ最中だった。気のおけない人たちなので気にせずに話をして帰ったが、そういえば、ここは11時にサイレンが鳴るんだった。
いとこは銀行を定年し無職、奥さんは酒屋を切り盛りしているからふたりとも家で昼食をとる。11時にサイレンが鳴ってお昼時を告げる、これはわたしが田舎にいたころから続いているようだ。たしか朝6時、昼11時、夕5時、夜9時の4回、それぞれに生活時間のお知らせなのだ。
小学校にあがると、お昼は12時からだった。もちろん中学校もそうだ。ところが夏休みや休日には家で11時になるとお昼になる。この時間差は気にしなかったが今になって、学校、これは今の一般的な時間帯だが、と田舎の生活時間がちがうことに気がついた。
なぜお昼のサイレンは12時じゃないのか。
朝6時のサイレンは、起床じゃなく朝ご飯をたべて仕事にいく時間。夕5時は仕事を終えて夕食をたべる時間のお知らせ。そうだとすると、お昼は12時じゃなく11時がリーズナブルなのだ。
6時から11時までは5時間、お昼をはさんで12時から5時までも5時間。ちょうどよい真ん中の時間帯なんですね。
そう、11時はお腹がすく時間なのです。
わたしも11時にはお昼ごはんを食べたくなる。コロナ禍になってから電車が混むのが嫌だから早朝出勤にした。昔の田舎の生活リズムにならってきたようです。今日も早メシかな。