3回目をどうするかと悩むまえに、現実の把握を
「同じメーカーをもう1回打つ、ちがうメーカーにすると2回打つのか、1回でもいいのか」
来年3回目の接種をどうするか、田村厚労相が悩んでいるようです。
準備も大事ですが、今必要なのは、1回目のワクチン完遂のスケジュールと治療薬の促進です。ところが、現実が把握できてないのではないかと、下の数字をみて心配になりました。
東京都が発表している新規陽性者数と検査実施数の推移をとってみました(前7日間の移動平均値)。
期日 陽性者 検査数 陽性率
7月31日 2911 10995 27%
7月24日 1339 8953 15%
7月17日 1012 9739 10%
7月10日 720 9256 8%
7月3日 610 8633 7%
これをみて何か感じませんか?
この1ケ月で陽性者数が約5倍にもなっているのに、検査数はほとんど変わってません。検査した4人にひとりが陽性、このままだともっと上がるでしょう。
検査数(PCR +抗原検査)が足りないのです。実態はもっと多くの陽性者がいる可能性が高いと思います。
忘れてはならないことは、検査数を増やして実態をきちんと把握すること。そしてそれを公表して周知させることです。