大坂なおみさんの聖火台点火、余計な心配しました
オリンピック開会式翌24日の日経朝刊を見て違和感を感じました。本当かと毎日新聞も開いたが同じだった。大坂なおみさんの聖火台点火シーンの写真が載ってないのです。なぜに?
前日はいつもどおりの早寝、開会式など見る余裕もない。早朝ネットニュースで最終ランナーが大坂さんだと知りました。なのに、新聞には載ってない。なにか不都合でもあったのかと余計な心配をしてしまう。
家人に聞くと点火は真夜中だったらしい。
なんだ、締切りに間に合わなかっただけじゃないか。(都内は間に合ったかもしれませんが)
グローバル中継の都合とはいえ、現地時間の真夜中はあんまりじゃないのか。8時からはじまって延々4時間も、ごたいそうなことです。
ところで、聖火台。どうしても前回1964年の聖火台と比べてしまいます。前回は埼玉県川口市の鋳物師鈴木さんの製作。大きさは直径2.1m、高さ2.1m、重さ2.6トンという大きなもの。砂と粘土をこねて固めて型をとり、乾燥させて鋳型をつくる。梵鐘をさかさにしたような形、表面に模様がありしかも肉薄。難しかったでしょうね。
溶けた鉄を型に入れる作業で「おしゃか(失敗)」になり、作り直したのが現存のもの。でも、その失敗作の手直し品は、川口市の青木町公園に今もレプリカとして置かれています。
今回のは花びらが囲み、花芯の聖火台が写真では良く見えません。直径は約1.2m、高さ0.9m、重さは0.2トンといいますから小ぶりですね。
時代が変わり、大坂なおみさんがゆっくりと階段をのぼりきり、こちらを向いて微笑み、点火した。
今回もすばらしい演出でした。真夜中の時間帯を除けば。