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昭和世代もZ世代と同じ、「まず、ほめて」
Z世代の若者に対しては「まず、ほめろ」とよく言われる。ところが、つい、「指導」的な話しが前に出て、ほめるのが後ろにまわりがちになる。いかんなあと日ごろ思っていたが、「ほめられたことがないからだ」と気がついた。
こんな趣旨の文を、昨秋noteにアップした(https://note.com/ojinseye/n/n54440e3b8fe1)。
家庭内のことで恐縮だけれど、最近こういう事例があった。
家人が2日間、家を留守にした。娘と孫をつれて名古屋方面への旅行だった。帰りが遅くなるので夕食は済ませてくるからと聞いていた。日曜日、夕方早めにシャワーをした。ビールの次は焼酎、肉を炒めて冷麺をつくり、マイペースでゆったりとテレビを見ながらの夕食だ。
朝から風呂洗いをした。掃除はルンバだけれど、洗濯物もたたんだ。食事の後片づけもおわって、ちびちびと水割りを飲んでいるところに、家人が帰ってきた。
「風呂にお湯を張っておいたから」
「テーブルが汚い」
「食器布巾が干せてない」
「風呂場の電気がつきっ放し」
家の中をきれいに保つのは労力がいる。掃除もした、洗濯もした、風呂も沸かした、食器も片づけた。家人の留守中にやるべきことは、一応やったつもりだ。100点はとれずとも、90点くらいはとれたと思っているが、合格点じゃないらしい。
ねぎらいの言葉はなく、矢継ぎ早のご指摘だった。
70点(自分では90点と思っているが)をほめるか、残りの30点を取り上げて文句を言うか。
昭和世代もZ世代と同じ、「まず、ほめて」というのは効果があるのだ、とこのnoteを家人に見せてやりたい、いつかは。