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捨てれば荷物は軽くなるけれど

わたしは医療関係者じゃありません。第7波で発症者が増えて、医療現場の届出インプット作業がお手上げだ。だから一部を捨てて荷を軽くしてもよい、ただし現場の責任でという。なんか本末転倒な気がします。今後、新しい未知の感染症が出てきたらどうするのだろうか。

記録は高齢者や重症化リスクの高い人だけにして、それ以外は現場の責任で捨ててもいい。でも感染者の数と年齢だけは記録しておけという。そんなに面倒なインプット、どんな内容を記入していたのだろうか。

「発生届」は、紙にして1枚。
①報告年月日
②医師、医療機関名
③感染区分(感染者、無症状陽性、疑似症、死体、疑感染死体)
④対象者詳細(氏名、生年月日、年齢、住所、電話、保護者)
⑤検査状況(検査日、検体採取日、発症日、死亡日)
⑥ワクチン回数、直近接種日、ワクチンメーカー、ほか
⑦重症化リスク既往症(悪性腫瘍、慢性呼吸疾患など)
⑧届出時点の重症度(軽症、中等症ⅠⅡ、重症、無症状)、入院の必要性

ひとりひとり聞き取り、症状を判断して記入、インプットして確認する。項目も多いし、大変だ。

わたしは医療関係者じゃありませんが、でもこれをみると医師の判断が必要なのは、③、⑦、⑧だけですよね。

個人情報はマイナカードと、接種記録は地方自治体とつなげはダブってインプットする必要はない。事務の人は①、②とマイナンバーをいれるだけでいい。

要はデータと制度があるのに運用できてないから「お手上げ」なのです。きちんと運用ができるようにして、全データは取っておくべきでしょう。感染症はコロナだけじゃありませんから。

それとは別に、現場に近い自治体の具体的な対応がみえません。制度を変更したからこれでうまくやってねと載せるだけで、現場の医療機関や保健所などへ職員を派遣したとか、臨時予算を組んで資金応援したとか、戦争でいえば兵站が切れている。これじゃあ、現場はヘタります。

もどって、じゃあ、わたしの出来ることはなにか。

市からわたしの接種券とともに過去の接種記録の連絡がきました。データはきちんとあるようです。あとはマイナカード。

これは、まだつくってません。だって今は、カードがなくても不自由しないし、その有効性がわからないから。でも、上の運用ができるのだったら登録します。すこしでも協力できることであれば。