春は菜花摘み
3月末から4月にかけては気温の変化がはげしい。コートが必要だった次の日は上着を脱いで歩いている。そんな季節は菜花摘み。1週間に1回じゃあっという間に花が咲いて時期を逸してしまう。
ウチの菜花はコマツナです。アブラナ科の黄色い小さな花をつける。毎年9月に種まきをして11月ころまで収穫する。大きくなりすぎた葉っぱや虫食いのものは、そのまま残して春を待ちます。根元から茎がのびて、花芽をつけるのが3月末です。
1番芽は軟らかく、大ぶりな花芽をつける。初物は逃したくありません。3月末、まだコートを脱ぐのは早いと思う時期に、ひっそりと根元から顔をだす。うすい緑から黄緑色、つぼみがつく直前です。まわりを保護している若い葉、軸も黄緑色、ういういしく、そうっと手折る。
10本ほどもち帰って、さっと茹でたあと、煮びたしで卵とじ。あく抜きはいりません。春モノいちばんです。
それから2週間。コートを脱いだり着たり、先週は雨で自宅待機。2-3日前から春めいて20℃を超えてきた。咲いてしまうと気になった日がすぎてやっと週末。遠目でも黄色っぽい畑、それでもちょっと遅かった程度ですんだ。2番芽は開花、3番芽以降をせっせと全部摘んでしまう。残しても来週には花になっているから。
細い軸の花芽、1番芽にはおよびませんが、まだ、いける。ザルいっぱい採れた。かるく茹でて、残りは冷凍しておきます。
そういえば、去年はテレワーク真っ盛り。気温をみながら、お昼にでかけて摘んできたのを思い出しました。そう、春は待ってくれませんもの。