在宅のおかげで、自分の好みにあう味に慣れてしまった
大掃除のあと、流し台を除菌したのでしばらく使えなくなったのと掃除疲れもあった。夕食は近所に新しくできたファミリーレストランにしようかとクルマで出かけた。和食系チェーン店で閉店間際、今は時節柄21時だそうだが、それでも結構お客が多く人気店だ。
手早くすませようと鴨南蛮そばを注文した。ビールで一息ついたあと、具から食べ始めると、醤油が濃いうえに甘い。鴨肉、ネギ、シメジに揚げたナスがあぶらが強く、砂糖の甘味がくちびるにこびりつくような感じ。これ、この店の普通の味つけなのかしらと思っていると、家人もカツ丼を食べ残していた。
3月以降の在宅勤務、出社時に会社近くでとる昼食以外はほとんど外食はしていない。半分くらいの出社率、週に2-3回。焼き魚などの定食屋、中華、洋食、トンカツ、タイめし、もちろん蕎麦屋も、5-6軒のなかからその日の昼食を選んでいた。いずれも個人経営のなじみのお店です。
ふりかえると、自分の口にあうところでしか、この1年近く、食事をしたことがなかったのです。このファミリーレストランも人気店だから決して不味いわけではないのでしょう。
でも味が「濃い」のですよ。
自分の口にあう味とはかけ離れたものなのです。
老若男女、子ども、誰にでもうけるファミリーレストランの味つけの最大公約数が「濃い」味なのだと気がつきました。
でも、1年前にこのレストランに行ったら、違った感想になっていたかもしれません。
げげげ
20201227