イグ・ノーベル賞、つぎは「牛のしつけによる地球温暖化防止」です
日本人が得意としている「イグ・ノーベル賞」。今年は「歩きスマホをすると歩行者同士がぶつかるのを避けるのが難しくなる仕組み」を解明した京都工繊大村上さんら4人が受賞した。15年連続の快挙で、来年も楽しみです。でも次はこれかもしれません、「牛のしつけによる地球温暖化防止」。
向こうから来た「歩きスマホ」の人とぶつかりかけた経験、何度もありますよね。これは、人はお互いに動きを見ながら行動すしているが、一方が急に立ち止まったり方向を変えたりすると周りが予測できなくて混乱し、ぶつかる原因になると結論づけた。
すばらしい研究成果だと思います。
さて、次の候補ですがこんな研究はどうでしょうか。残念ながら日本人じゃありませんが。
地球温暖化には牛のゲップが含むメタンガスが影響しているといいます。そのほか、牛の尿が土の中で分解すると亜酸化窒素が発生する。これは二酸化炭素の300倍もの温暖化作用があるらしい。
「垂れ流しだからいけないのだ」というのが目のつけどころ。牛にきまった場所で用を足させ、尿を回収処理すれは解決する。そう、しつけをすればよいというのがテーマ。
ニュージーランド・オークランド大学とドイツ・家畜生物学研究所がトライしたようです。牛をトイレの場所に来させて排尿すればエサを与え、トイレの外で漏らした時には牛に水をかけた。地道な訓練です。でもなんと数週間で16頭のうち11頭がトイレで用を足せるようになったそうです。
牛飲馬食といいますから、牛の排尿はきっと量が多いことでしょう。広大な牧場のトイレに牛がトイレ待ちで並ぶのを想像すると可愛さが増しますね。
どうでしょうか、来年のイグ・ノーベル賞、これで決まりだと思います。