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出社と在宅の選択は、一律じゃなく仕事の内容で決めるもの

10月から出社率50%以上というのがウチの会社の当面のしばりです。会社として一律の区切りを出す、個人的には反対です。必要なら会社で仕事をし、そうでないなら在宅でよい。出社率なんかで規定すべきではないと思っています。

先日エレベータでひとつ上の階のデリバリー担当の女性と一緒になった。
「会社に出てるの?」
「そうなのよ」
「完全在宅じゃなかったの?」
「でも会社の規則でしょ」
ご不満のようです。

彼女はチーム全員が在宅できるように仕事を見直し、RPAを使えるようにして効率化をはかった。FAXもPDF化してペーパーレスにした。第5波のときは完全在宅で対応できた。彼女からしてみれば、なぜ会社に出てこないといけないのというところでしょう。そのとおりだと思います。

在宅が原則の米グーグル社、来年から週3日出社に方針変更だという。
「ホワイトボードの前でブレーンストーミングができるように」
CEOのビチャイさんはわかっているのですね、webではできないことを。

顧客との情報交換は、webだと時間の節約になるとか、参加人数に制限がないとかのメリットだと思えることもありますが、雑談もやりにくいし、相手の表情もつかみにくい。意見交換が上っ面になりがちで本音が出にくい。だから、顧客とは対面が原則です。

「コロナ禍が収束しても、一定の最低限ラインで在宅勤務を続ける」というのがウチの方針のようです。

それはそれとして、部内は
「顧客とは相手がOKなら対面とする。打合せは原則出社、webは最小限に。ひとりで出来る仕事は在宅で。」
ということにしました。