見出し画像

冷蔵庫を大きなのに買いかえる

シルバーウィークはどうする?直前まで何も考えてなかった。紅葉にはまだ早いけれど、みなさんお出かけなんでしょうね、気に入ったホテルは満室でとれない。かといって別なところも思い浮かばない。じゃあ、そのお金で冷蔵庫を買い替えよう、というのが代替案だった。

国道沿いには3軒の電気店が並んでいる。いずれも北関東3県を地元とする量販店だ。さして値段はかわらないから、いつも一番近いK電気にいく。気に入らなければ順に店をはしごするけれど、どこも代わり映えしない。ポイントがたまるからと家人の意見にしたがう。

10年近く使った冷蔵庫、夏には冷えが悪くなった。2Lのペット水が冷たくならないうちに消費してしまうし、アイスクリームも柔らかめ。経年理由はもちろんなのですが、あれもこれもと入れすぎているのも冷えない原因。わかっているのですが、すき間もない。

ひとまわり大きいのを買った。置き場所の寸法はきちんと測っていったので問題はない。配達の日、朝に電話があって、1時間前には冷蔵庫の中を空にして電源を切るようにとの指示だった。

保冷剤をたくさん用意して、冷蔵、冷凍庫からだして発泡スチロールの箱に詰め込んだ。足りないので段ボール箱も用意して、全部放り出し、到着を待った。

玄関は横幅がせまくて入らず、ベランダの窓からようやっと入れてもらった。電源を入れて冷えたところで、中のモノを入れ戻した。間仕切りや扉など多少の構造はちがっているが、なるべく前と同じ位置に。

いらないものはこの際整理して捨てようね、と話をしていたつもりだった。賞味期限切れのジュース、湿気た海苔や古い瓶詰、しばらく前の残り物の冷凍モノなどは横にはねた。チョコレートや処方薬が山ほどあった。鎮痛剤など痛くなったらまた病院にいってもらうのだから。でも、こういっちゃなんですが、わたしには捨てる権限がない。お伺いをたててゴミ箱へ誘導しても、いっこうに減らない。

冷蔵庫に入れ終えてながめると、大きくなった分だけ、少しすき間があるように感じる。でも、そのうち満室になるんでしょうね。空いてれば詰め込む、これ、自然のなりゆきでしょうから。来年の夏にはよく冷えた水を飲みたいのですが。