わたしを呼んでいる
ナシ、ブドウ、夏から秋にかけて果物のおいしい季節です。農家さんの直売店、JAひろば、道の駅などに行くと家人の「目」が光ります。
メロンは5月茨城、サクランボは6月山形、ナシは8月千葉、ブドウは山梨に9月。くだもの直売店めぐりのカレンダー行事が出来上がっている。
「見れば、美味しいのはわたしよ、と手をあげている」
これが家人の品定めの基準らしい。だから、直接見るのが原則。先だって幸水ナシを注文して取り寄せたけれど、顔色がさえなかった。思っていた味と食感じゃない、少し前に栽培農家で選んで買ったのとはちがった。
どこで見分けるの?と問うても、「呼んでるのよ、こっちよって」と感性そのもの。それじゃあ、わたしには選べない。
糖度は光センサーなどで、すでに数値化している。あとは、酸味とのバランス、食感、みずみずしさなどだろうけど、残念ながら数字はない。
そういえば、少し前、パンの種類識別にその「特徴量」を使ってスコア化し、効率化したというAIパン屋さんレジスターの事例があった。ディープラーニングが効率化できるという。これ、使えないかしら。
いろあい、はだのきめ、はり、しもぶくれ、
この特徴量と好みを学習させればいい。個人向けのくだもの選びが出来るようになる。
なんのために?
お土産でしょう。せっかく味見して買って帰っても、好みにあわなきゃ家人の機嫌が悪くなる。