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AかBか、迷ったときにはどっちをとる?
AをとるかBにするか、やめるか、この場で判断できかねるときにも、即答しろといわれれば決めなければなりません。それが仕事だと思ってやってきました。先日、この即答することの利と弊害について書きました。
書いたはいいけれど、これもまとまりがなく、すっきりしませんでした。補足したいと思います。
因果関係がわかれば、どれをとるかの即答はそう難しいことではありません。でもこんなときは「ヒト」が関与する案件がほとんどでしょうから、相手もこちらも変化します。因果関係を求めるのは遠くなってしまいます。
わからないときはどうするか。これまでの経験値と照らし合わせて頭の中でシミュレーションしています。前はこうだったから、たぶんA。
ここに個人差がでるのです。シミュレーションするのに都合のよい条件だけを選ぶ人もいるでしょう。色眼鏡で見がちなトシヨリはとくにそうかもしれません。こうなると「当てにいっている」のじゃなく「当たるのを待っている」状態になってしまいます。
AIはどうでしょうか。数囲碁や将棋をみているとこれは期待してもよいでしょう。多くの事例から導き出した「適した解」が出せるかもしれません。でもくどいようですが、シミュレーションですから因果関係に基づく「正解」ではありません。最終的な判断はヒトです。
入社してしばらくの頃、大先輩が言ったのを今でも覚えています。
「考えてもわからない時は、『強気』の方を選択する。そのほうが後悔しないし、いつも『強気』なら長く繰り返しをすれば確率は50%。へたに選ぶとそれ以下になる。」
これも一理ありますが。
いずれにせよ、色眼鏡はクリアにして現実を見ることがいちばんでしょう。とくにトシヨリは。