見出し画像

そろそろオトナの決着をする潮時じゃありませんか

本音を出せば、お互いに抜き差しならなず難儀な状況に陥りそうなときは、「魔が差した」という、理屈で説明できないことにして決着させるのがよいこともあります。ただし、お互いが相手を必要と考えているときに限りますが。

隣の国から化学原料を輸入したときのこと、不純物が混入していているのがわかってその対応に難儀したことがあります(複数形です)。分析すると異物混入、原因調査のために現地に何度か足をはこびました。

コストを抑えることがお互いの目的です。日本並みの管理基準を満たす一流の工場もありますが、そこは価格があわない。リスクは承知との納入先担当者との暗黙の了解で今の工場と取引を始めた。
実際現場に行ってみると、案の定、「管理基準不備」「作業員任せ」「文化の違い」など異物混入機会が多すぎる。対策ができないと再納入は望めないので、こちらから案を出して改善策を出してもらった。

対策書を作成して納入先担当者に出したあと、実効性の可否、難易度、時間経過などのリスク話になると、 モヤモヤ感がぬぐえず、
「『現場作業者が誤ってゴミを入れてしまった。その作業者は配置転換した。』
というのがいちばんスッキリしますね。」
だった。

いつもこればっかりじゃ困りますが、「オトナの決着」もありですよ。

学術会議、桜を見る会、それにGOTOも。