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現場を見ないと納得できない性分

和歌山の紀ノ川にかかる六十谷水道橋の一部崩落し、約6万戸への水の供給が切断された。となりに架かる道路橋に水道管を付設してパイプラインをつなげ、6日後に復旧した。ライフライン、とくに断水は影響が甚大であることを改めて感じた。

原因は、トラス構造部の腐食による一部破壊が発端となって橋梁が崩落し、水道の継ぎ目部分が破壊されパイプラインが切断されたらしい。すぐ下流の堰門の監視カメラがその崩落の瞬間をとらえた。

現場を見ないと納得できない性分なのです。

和歌山出張をその前から計画していたこともあり、あとは時間調整をするだけ。被災された方々には申し訳ないのですが、現場見のチャンス到来です。

まず上から。羽田から関空行きのJAL便。いつもはANA便なのだがこの日朝1便が欠航のためJALにした。天気さえよければ早朝のほうが視界がよいから。紀ノ川沿いに下降しながら紀伊水道に入って右旋回して関空に降りるコースと予測。だから右窓側席を予約。

次は現場検分。フットワークのよい動きが出来るようにレンタカーを予約。
帰りはJR阪和線からの検分。和歌山の顧客のつぎは大阪の顧客にアポイント。

これで3方向から確認できる段取りができた。まあ、これくらいの出張の自由度は許されるでしょう。

結果は、上空から遠目でなんとなく橋の中央が切れているような感じは確認できた。残念ながらiphoneカメラじゃ解像できない。
紀ノ川土手にクルマを停め、じっくりと観察。パイプの断面がよく見える。鉄管が破壊されたのじゃなく継ぎ目のフランジ部がパックリ口を開いていた。
最後は阪和線鉄橋からの目視。手前の道路橋の向こうに白い橋梁とパイプの残骸が川に向かって横たわっていた。

やはり、この目で見たい現場、現物。出かけたくってうずうずしてきます。そう、チャンスはつくるものです。