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「働かないおじさん」が言いたいことーその4:ブロックチェーンー

まだやれるはず、相手が消えた、妖精さん。「働かないおじさん」に対していろんな見方や言い訳がありますが、仕事がないということは絶好のチャンスだととらえましょう。

時間は毎日ありあまるほどある。だれにも相手にされないから、邪魔もはいらない。「働かない」と思われているなら、期待どおり、目先のことで成果を出さなくてもよい。

でも、給料をもらっている手前、会社関係以外のことに時間をつかうのは気が引けます。じゃあ、何をやればいいか。そう、長期的な課題に手をつければいいのです。成果は期待されてない、ここがポイントです。

「おじさん」たちは、これまでの仕事のやり方や内容を熟知しています。なかには、ぬるま湯的にすごしたこともあるでしょう。でもそれは、手抜きのポイントを知っていたからにほかなりません。それを逆手にとればいいのです。

たとえば、ブロックチェーンの仕事への応用です。

トレーサビリティへの適用はすでにおこなわれています。野菜や畜産への安全性担保、ブランド品の真贋性担保などよく耳にします。これらをもっと会社の仕事に近づければいい。

「どこの港で留まってるんだよ、いつ届くんだよ」
「わかりません、連絡がくるまで待ってください」
輸入品などが、スエズ運河で渋滞してたり、途中の経由地で別の船に載せ換えたり、通関手続きのために待機してたりと、今どこに荷物があるのかすら正確にわからない。このトレースのグローバルなしくみを考える。

「何回変更すればいいんだよ。納期調整すれば金がかかるんだから」
「お客様は神様ですから」
ジャストインタイムで納品しろと言ってくる顧客、その都度、倉庫代や載せ換え費用が発生する。これを全部負担してちゃあ合わない。費用もジャストインタイムでシェアできれば、変更も少なくなるかもしれない。

えっ、ブロックチェーン?DX?いちばん苦手な分野じゃないの。

いいじゃないですか、成果は期待されてませんから。