地続きじゃないリスク
これほど地理・地政学上のリスクを感じたことがありません。いま東欧で生じている戦争と難民のことです。日本は島国、となりとは地続きではないからとリスクを下げていた。それは逆ではないかと思っています。
となりと仲よくする。これは一番大事なこと、個人も国も。
残念ながら、ウチのおとなりさんの「赤に5星」、「白青赤」、「青赤青に赤星」は気を許せる相手ではない。いちばん近い「白地に青赤陰陽円」も心底から仲よしではありません。となりとの間には海があり、これが少しはリスクをやわらげる。
飛び道具が頭を越え、艦隊が島国のまわりを自由通行する。境界の小島をめぐって圧力をかけられてはいるが、緊張感に欠ける。それはやはり地続きじゃないからだと思うのは、わたしだけでしょうか。
今回の東欧の報道で強く感じたのは、地続きはリスクは大きいが、歩いて逃げることができるということです。振り返れば、わたしの場合は歩いて逃げられない、ということに今さらながら気がついたのです。
これって、たいへんなリスクだと思いませんか?
いざというときの逃げ道を確保しなければ。
ボートを買ってもトンネルを掘っても、行く先があのとなりじゃ安心感がないし、星条旗は遠すぎる。