バイアスをもった見かた、考えかたの修正は、丁寧に文字を書くことから
問われたら即答できるように準備しておけと先輩から言われて育ちました。自分の見かた、考え、つまり「見たて」をもつこと、これを心がけてきました。でもこの「即答」のクセがバイアスとなり、視野を狭くしているのではないかと、今思うのです。
即答するには、それまでの自分の経験と知識がベースになります。いわば資産ですね。日々の出来事の分析と対応や、情報のインプットのくりかえしをおこなってそれを増やしてきました。
年を経るとだんだん時間の余裕がなくなるし、頭も硬くなる。そうなって、ある時期から見たてがひとつも動かなくなります。新しいものを取り入れようとしなくなった、トシヨリです。
これは困ります。何を聞いても、同じ答え、見かたが返ってくるだけ。いずれ相手にされなくなるかもしれません。
元凶は「即答」なんじゃないかと思ってます。とにかく答えなきゃという乱暴なクセから離れないといけません。
いろんなやり方があるでしょう、わたしは、「丁寧さ」の訓練がいいのではと思います。
人の話は丁寧に最後まで聴く
メモは丁寧な字で書いて
それを丁寧に話す
丁寧さが即答に待ったをかけます。
今、これを始めてます。