働く人生50年時代、長丁場はこれで。10+9+8+7+6+5=45
to-doリスト、毎朝やるべきことをメモして仕事にかかる。たとえば今日10個あるとして、どういう順でやり始めるでしょうか。締切りの迫っている順ですか、それとも、手っとり早いことからですか?
今日のことは今日片づける、これが基本でしょう。でも、全部やりきるのは大変ですし、疲れます。これがずっと続くと自律神経系のバランスが崩れるかもしれません。
東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身さん、疲れを溜めない働き方について、重要度の低いタスクは翌日にまわしなさいといいます(1)。
順番決めは、緊急性と重要度。やるべきことそれぞれに優先度を案分し、10、9、8、と順に点数をつけて並べます。
10個並べて足し算すると
10+9+8+7+6+5+4+3+2+1=55
55スコアの仕事をすることになります。
これを全部やりきらずに、6個(60%)にしたときは
10+9+8+7+6+5=45スコア
それでも、
45÷55=80%の成果が得られる。
この計算式ですっきりしました。
全力投球は毎日は続きません。80%の成果を、日々長く続けた方が得られるものが大きいのは自明です。
働く人生50年時代、長丁場は基本これでいかがでしょうか?
ここが勝負どころの短期決戦は、ときには必要になります。惜しみなく全力投球するのはいうまでもありません。でも、いつも疲れていてはこれもできません。
(1):梶本修身「すべての疲労は脳が原因3」