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「落ちればただの人」たちの心は9月

「今はワクチン一本でいきたい」と自民党総裁の菅さん。
「政治も政局もすべてはワクチンだ」とタヌキ幹事長の二階さん。
都議選の敗北感を受け、心が決まったようです。

見据えるのは秋の衆院選、心も行動もすべて選挙に収束です。仲間を「ただの人」にさせるわけにはいきません。

こうなると決断は早いですね。

「再度、東京緊急事態宣言を発する」
予防も含めて先手をうったと西村さん。今までは小池さんや他の知事さんにせっつかれてやっと重い腰をあげていたのに。都内で感染者が大幅に増えるとコントロールミスの大汚点になります。安全策。お店の時間制限、休業補償は金で解決できる。

「オリンピックは無観客とする」
まあ、緊急事態宣言下で観客を入れるのは非常識ですけど。その非常識を選挙でつかれたらアウト。それに医師会を無視するわけにはいきません。選挙の大票田でもあります。

「高齢者は2回接種を7月中に完遂させる」
この層は投票率が高いですものね。票読みのできる層はうらぎれません。

「ワクチンが足りないところに、接種が遅い自治体の在庫分を先にまわす」
9月まで時間がありません。8月からはじめ、とにかく接種率をあげたい。でもよく見ておきましょうね、ワクチンが回ったところは誰の選挙区かということを。

しがらみがふっ切れたような、菅さんのネクタイ姿でした。