半分という居心地のよさ
半分とは「全体をふたつに等分したもののひとつ(新明解国語辞典;新解さん)」のこと。半分ひとにあげれば、手元にあと半分のこります。
おなじ半分でも、話半分、おもしろ半分、あそび半分なとどいうのもあります。この半分は、「なにかをする気持ちや動機のうちに、そのような要素が何ほどかふくまれていること(新解さん)」のこと。そう、これは2分の1ではありません。
円安がすすみ、高値で買った米ドルもようやく元値にもどったので、118円で「半分」円に交換した。
これは、1/2の文字どおり半分の金額。でも気持ちは1/2以上に楽になりました。
ところが、その後さらに円安になって、120円を超えた。ちょっと複雑な気持ちが片隅に湧いてきます。
でも、これでよかったと割り切ることです。
これはもうひとつの「半分」です。そう、「もうけ半分」。そこらへんが居心地がいい。欲をだせばまた落ち着かない日々に戻ってしまいそうだから。