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ちょっとした新聞記事から思いめぐらす、あこがれの鉄道の旅

「莫斯科」
読めませんよね。

中国語の地名、駅名をいくつかは覚えました。行先案内板を見て、頭の中で地図を開きながら、この方面行きかと考える。北京駅での待ち時間の楽しみのひとつでした。

「合肥、哈爾浜、包頭、斉斉哈爾、莫斯科??」

調べると、「モスクワ」
直行便があるとは思いませんでした。そうロシアとは地続きなんですよね。

こんなことを思い出したのは、中国各地から鉄道便でモスクワを経由して欧州にモノを運ぶルート、これが今注目されているという新聞記事。日本からも中国まで航空便で運び、積み替える。コロナで海上輸送が停滞しているため、日数短縮に効果的らしい。

ルートを見ると、北京からは、①旧満州経由、②モンゴル経由に加え、③ウルムチからカザフスタン経由(シルクロード?)があるそうだ。

シベリア鉄道はウラジオストクからモスクワまで。途中、イルクーツクで北京から旧満州経由ルートと同モンゴル経由ルートと接続する。この「北京ー莫斯科」はどちらの経路だったのか。10年ほど前のことなので定かではありません。たしか、夜だったように思うので、K19 旧満州の哈爾浜、斉斉哈爾経由だったかもしれません。

鉄ちゃんではありません。
でも、鉄道に乗るのは好きです。先の北京駅での「北京ー莫斯科」が目に焼きつき、モスクワへの鉄道旅行をいつかはと思い続けてきました。①②は8,000㎞、5-6日の旅、「朝青龍の平原」か「坂の上の雲」かで悩むところではあります。③の「シルクロード」はさらに魅力的です。でも今は政情からみて、カザフスタンは避けたいですね。

問題は、列車のトイレかなあ。中国はこの点に関しては格段に後進です。ロシアは知りませんが、期待しない方がよさそうです。携帯ウォッシュレットが必需品、正露丸をたくさん持って、そう乾燥納豆も整腸に効きます。なにせ、中国には足を踏み入れたとたんに変調するのがこれまでの常でした。

ネットを見ると、②ルート(モンゴル経由)で高速鉄道計画が発表されたとのこと。5日から30時間に時間短縮、でもこれはいただけません。まだ先のことだとは思いますが、5日間のほうに乗っておかなければなりません。

うーん。
こんな新聞記事をみると、抑え込んでいたものが顔をだし、思いめぐらして時間がすぐ経ってしまいます。ワクチンを打って、コロナ明け、いつになるのでしょうか。でも、妄想も楽しいものですね。

そういえば、五木寛之さんの「さらばモスクワ愚連隊」、シベリア鉄道に乗ったのでしたっけ。図書館で予約しました。