ホテルに半ば強制隔離された
ウワサや報道では耳にしていましたが、やはり中国恐るべし。個人の行動監視が地方まで行きわたっている。大連に出張した取引先の中国駐在員がホテルに隔離されているようです。
半ば強制なのであきらめて従ったと彼は言います。違反をしたわけじゃない。仕事で遼寧省の地方にある会社から大連に出張しただけ。自宅に帰ると公安から電話がかかってきた。自宅じゃだめだからホテルに入れという。
11月11日大連市政府発表によると、新規感染者が52人でた(在瀋陽日本領事館)。これに関連する監視措置のようだ。日本人だけかといえばそうじゃなく、同じ時期に大連の実家に帰っていたローカル社員も隔離されている。
交通機関は新幹線、チケットを買うのに身分証が要る。そこから手繰られたようだ。まさか顔認証で追いかけられたのじゃないだろうなあと気にしています。5日間外出することもできず、監視下におかれているようなもの。
北京オリンピックを控え、500㎞以内の危険品製造工場の操業規制や運搬禁止がそろそろ実行されるようです。2008年の夏の大会時も同じでした。今回はそれに人流制限が加わります。
彼も赴任後3年と少し、ここ1年半は帰国できていない。「私も耐性があるほうだけど、もうそろそろ勘弁してほしいよ」と泣きがはいったウエブ情報交換でした。