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とうがらし好きには朗報、カプサイシンでノーベル賞

福耳、ぼたんこしょう、バナナ南蛮。これ、とうがらしの品種です。辛いのはカプサイシン。デビッド・ジュリアス博士はとうがらしに触れたときに痛み、辛さを感じるセンサーを発見して2021年ノーベル賞に選ばれました。とうがらし好きには朗報ですね。

北海道では「南蛮(なんばん)」、九州では「こしょう」と呼ばれる「とうがらし」、真ん中の長野では両方混在しているようです。先日信州小布施にいったとき隣の中野市の産直市場でみかけました。ピーマンのような「ぼたんこしょう」、名前どおりの色あいの「バナナ南蛮」、いずれも激辛とうがらしです。とくにバナナ南蛮には「素手での調理は危険」と書いてありました。

いいですねえ。7-8個入って140-150円。思わず2袋ずつ買って帰りました。先に「万願寺と福耳とうがらし」でふれましたが、福耳も激辛。包丁で切っただけでもカプサイシンの刺激がある。ぼたんとバナナはどんなものかと楽しみだった。結果は期待どおり。福耳に勝るとも劣らず、辛い。

とうがらしは原産地は中南米、朝鮮半島でもよく食されるのは周知のとおりですが、大陸伝来かと思えば逆、日本から朝鮮半島に伝播したのだそうです。

かわってノーベル賞。細胞の表面には「カプサイシン受容体」があり、これが「辛い」という感覚を検出する。同様に熱にも反応して「痛み」という感覚になることを明らかにしたそうです。

来年は、交配しないよう家庭菜園の四隅に、福耳、ぼたん、バナナ、万願寺を植えてそれぞれのカプサイシンを堪能したいと思っています。