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大坂なおみのセミファイナル棄権メッセージ

単語数にして146、日本語に訳した文字数では300字あまり。この短いSNSメッセージには彼女の気持ちと行動がきちんと表現されている。

「私はアスリートである前に黒人女性。私のテニスを見るより注目すべき大事な問題がある」

米国ウィスコンシン州で起きた警官の黒人に対する発砲事件に対して「声をあげ」行動した。準決勝を前に、体調も精神も集中できない状態でいること以上に、人権問題についてのおさえきれない気持ちをあらわした。

有名選手だからこそ、知名度が高いからこそ影響力を発揮できる。それを利用するのがこの問題に対する自分の役目だと思っているのだろう。

メッセージと行動にエールを送るとともに、短い文章でストレートに「自分」を表現できる才能にも感心しました。