
インド人もびっくり、おみやげ算
11x11=121
12x12=144
13x13=169
15x15=225
16x16=256
ここまではよく使ったので答えを覚えている。
12x16=?
暗算がすぐにできない。電卓があるから、まっいいか、で済ませてきた。
最近話題なのが「おみやげ算」だ。同じ位の掛け算にはもってこいだという。
12x16の1の位の8に注目して、それを「おみやげ」として12に加えると12+6=18。6をおみやげに渡したので、残りの10をもらった相手と掛ける。
18x10=180
それに1の位どうしの2X6=12を足して、192が答えになる。
これは便利だ。電卓がなくても10の位が同じ数字の掛け算はこれで大丈夫だ。でも、なんで?
解説を読むと、面積計算を図で表している。おみやげの部分を移動させると腑に落ちる。
そういえば、インド式掛け算というのがあった(いまもある)。
いつ頃だったか忘れたけれど話題になって、へえーと思いながらも、数字を並べるだけで答えになる。なんでそうなるの?という理屈が分からず、ただやり方を覚えるのもしゃくにさわるので放っておいた。。
改めて「インド式」を読み直した。
10の位、1の位に分割して掛け算をすれば、位ごとの数字を並べれば答えになる。「なんで」の理由はこれも「面積」計算の応用だとわかった。なるほど。でも途中をはしょって、数字を並べるというから不思議に思ったのだ。
例えば、12x16をインド式で計算すると、
12に、16の1の位の6を足して18。それに1の位どうしを掛けて2x6=12。18に、位をひとつずらして16を足して並べた196が答えだ。
なんだ、同じじゃないか。
「おみやげ算」がいま日本で注目されているのを見て、インド人もびっくりじゃないのだろうか。