「孤独」を「ソロ」に言い換えて、気持ちをポジティブに
「孤」はみなしご、「独」は老いて子供のない人、つれがない、ひとり(新明解国語辞典)。
これが「孤独」になるとやはり、寂しい、辛い、 暗いという言葉を連想します。
ところがその後に「グルメ」をつけると、反転。テレビの松重さんのイメージが前に出てネガティブな意味が吹き飛んでしまいます。
英語で「孤独」は「loneliness」と「solitude」がありますが、使い方に違いがあるようです。
「loneliness は仲間や連れがなく一人ぼっちで寂しい気持ちを表わす」
「solitude には loneliness がもつ寂しい気持ちは含まれない」(weblio:研究社新英和中辞典)
「孤独のグルメ」はsolitudeの方でしょう。簡単にいえば「ソロ」ですね。
「ソロ」なら、最近はやりの「ソロキャンプ」、「ソロ鉄」などはマニアックな楽しさが伝わってきます。
独居老人をソロ老人に、孤独学生はソロ学生というふうに、ソロ○○がいいですね。ひとりを楽しんでいるように感じられます。
物理的な「ひとり」は変えられなくとも、lonelinessではなくsolitudeになるよう、みんなで応援しましょう。
「孤独担当大臣 Minister of Loneliness」が日本にもできました。社会問題にとりくむ意義、意味は大事なことです。これも、いつか「Minister of Solitude」と呼ばれるよう頑張ってほしいものです。