
ブラケット1ってこんな感じだろ!?〜デッキを組むためのお供にScryfallを〜
こんちゃ。
《街角の料理人、ロッコ》の記事ばかり書いているおじらふと申します。
これだけロッコの記事を書いているのに普段は全然違うデッキを回したりしています。突然の裏切り!
さて、先日晴れる屋さんがほぼ毎週開催しているホリデーコマンダーにブラケットシステムが発表されてから初めて参加したのですが、今まで聞いたことないようなことをよく耳にしました。
・ブラケット1のデッキを組んできた。こんなテーマで組んでみたんだよ〜(デッキを広げだして目がキラキラする)
・ブラケット1のデッキを組んでみたいんだよねぇ。どうやって作れば良いんだろうか?
今までレベル1~3の話やパーティの話をしている人なんて体感では誰もいなかったのに、ブラケットの発表直後ということも相まっているとは思いますが、野良イベントで上記の発言がチラホラと聞こえてきました。
僕もブラケットの発表以降、ブラケット1の構築に少し興味があったのですが、上記のイベントで色々な人と喋ってから、僕もデッキを作って目をキラキラさせたおじさんになりたいと思ってブラケット1のデッキを組んでみることにしました。
統率者はあいつ
僕がこういったテーマで組むんだから統率者は当然あいつです。

何需要なん?というくらいこの統率者でデッキ組んだり、記事を書いたりしています。ここまできたらもはやただの意地です。
これで
・ブラケット1 今回のロッコ
・ブラケット3 パイオニアEDHで組んだロッコ
・ブラケット4 フルパワーロッコ
と、2以外が揃うことになります。逆に2ってどうやって作るんだ?
テーマを決めよう!
ここでブラケット1のおさらいをしましょう。
ブラケット1:エキシビション
ゲーム体験
これがもっともカジュアルなテーブルです!勝敗を目指すというより、自分の好きなカードを見せあったり、思いついたユニークなものを披露しあったりする場です。例えば「馬単」「叫ぶ悪役構築」「ラッキー7構築(数字の7が書いてあるカードだけで構築)」とかね!
ここではもはや構築済みデッキですらオーバーパワーです。ゲームは非常にゆっくりと進み、長引くことでしょう。遊びやコミュニケーションを楽しむことに意識を向けましょう!
デッキ構築
・ゲームチェンジャー・カード(後述):なし
・2枚無限コンボ:なし
・土地全体拒否(後述):なし
・追加ターン:なし
・土地を探す以外のサーチカード:少しだけ
僕がここから読み取ったブラケット1は一言で言うならば
勝敗よりも企画力・表現力の披露
といったところでしょうか。
とにかく、「そのテーマ良いですねぇ」とか「そのデッキすげぇっすね」とどれだけ言われるのかが一番の目的なのかなって思いました。先日実際対戦したブラケット1のデッキに対して、「これはすごいっすね!」と言ってしまったので、これが快感になるのしょう。
では、《街角の料理人、ロッコ》で何をテーマにしようかと思ったときに思いついたテーマは2つありました。
case1:イラストFOODしばり
最初に思いついたテーマはこちら。イラストを食物縛りにして、mtgにはいろいろな食物がありそれをロッコ料理長を筆頭に料理してるんだよってコンセプトで組んでみようと思いました。
気合で白・赤・緑のイラストを片っ端からみるのも良いですが、ここでブラケット1のリストを作成する際に便利なサイトをご紹介。
Scryfall
mtgをプレイしていたら知らない人はいないかもしれないサイト、scryfallです。
一言でいうと、mtgのカードを何でも検索ができるサイトです。
では今回の食物モチーフのイラストを検索してみましょう。

Advanced Seaechをクリック

Colorsのところで検索したいカラーにチェックを打って、その下の窓をAt most these colorsに変更して、一番下の Search with these options をクリック。

とりあえず雑にカラーだけ絞るとこんな感じの画面になるのですが、このままだと大量にカードが羅列されているので、虫眼鏡マークに入っているコマンドに上図のようにスペースをあけて art:food と入れて検索すると

こんな感じに白・赤・緑・無色のカードであり、何かしら食物が描かれているイラストのみが表示されました。これがめっちゃ便利!(どうやってタグ付けしてるんだろ?AI?人力?)
ちなみにfood以外にもタグはいっぱいあります。次回作は巨乳EDHにしようと思ったのですが、タグがどれかわからんのです。紳士たちよ、タグを探してくれ!(もっと英語の勉強しておけば良かったのに・・・)
タグの詳細はこちら。
art以外にもコマンドはいっぱいあるので検索の仕方は無限大です。色々と入力して遊んでみましょう。
デッキを組んでみようにも・・・
さて、こんな感じのツールがあるので、検索してみると

食物が描かれたナヤカラーのカードは300件ちょいなので、ざっと目を通せば簡単に組めるかなと思って一通り柄を通してみましたが、最終的にこのテーマはボツに。
理由は自分の中であまりしっくりとこなかったというのが一番の要因です。
というのも、描かれているクリーチャータイプによって食物の定義がバラバラなものを様々なイラストレーターさんが書いているので、これは食物なのか?と判断しにくいものが多々あったため、なんだか統一感が薄いなーと思ってしまいました。また、後ほど記述する土地も要因の一つです。
case:2 テキストFOOD縛り
次に思いついたのはこちらの案です。最終的にはこちらの案を採用しています。
近年食物トークンを出すカードも増えてきたので、食物トークンを生成するカードはある程度の枚数あるだろうと思い検索してみました。
個人的に食物トークンをちまちまと集めていたので、食物トークンを披露するデッキの方がテーマとしての統一感があって良いなって思いました。うちの調理チームが料理しましたよ感も出せますしね。

テキストにfoodが入っているものを検索。とにかく、foodと入っていればOKというルールにしました。下の方にいくとフレーバーテキストの検索もあるので、そこでもfoodで検索。

カード名にfoodが入ってる検索結果。銀枠やトークンなどを含めて91枚。

フレーバーテキストにFOODが入ってる検索結果。こっちは45枚とそれほど多くない。
ダブってるカードもあったりして120枚くらいの選択肢があるので、十分にデッキが組めそうですし、食物トークンがメインとなるので、デッキとしてもちゃんと動かせそうなのだと予想しました。
個人的には今回作って終わりにするのではなくデッキの更新ができるものを意識して組んでみたいと思っていました。
組んでみたものの、ちゃんと動かないとデッキの更新をサボってしまいそうだったので。せっかく作ったなら継続したいテーマが良いのかなって思います。
食物トークンであれば今後も継続的に新作が出てきそうなので、更新するモチベーションがちょくちょくと沸くようにすることも意識しました。
以上のことよりテキストにFOODと記載されており、手持ちの食物トークンを披露するというテーマで組んでみることにしました。
ただ、その際にある縛りを設けました。それは食物トークン以外のトークン生成を禁ずるというルールです。
俺の食物を見て!ってデッキなので、他のトークンはノイズになっちゃうんですよね。
ということで、食物といっしょに他のトークンを出すカードや、食物を代償に他のトークンを出すカードは軒並み排除。(そういったカードはだいたいち強いのでレベル調整的にもちょうど良い。)
あと、基本土地は基本的にはテキストがないのでなんでもOKにしました。というか上記であったイラストFOOD縛りのときに基本土地を探したのですが、検索にひっかかったのが

この山と

この平地でした。
ホワットイズフード!?
食物感なくない?
ということから、テキスト縛りならば基本土地はしゃーないよねって言いやかったので。
そのうちいい感じの基本土地が出た際にはそちらを採用することにします。
もしくはいい感じに食物と捉えられる基本土地が出たらそれを採用しましょう。
デッキリスト
長々とテーマ決めまでやその検索方法を綴ってきましたが、ここでようやくデッキの紹介です。
なまじ食物シナジーがあるので、状況によっては強いかもです。ただ、このリストで昨今の構築済みに勝てる気はしません。それくらい最近の構築済みは強い。もともと所持していたカードもありましたが、5,000円前後で組めるデッキです。100枚デッキとして見ればなかなか安めで購入できました。
FOODオタクカード
では、特筆するカードをいくつか上げていきましょう。
弁論の幻霊/Eidolon of Rhetoric

このカードはジャンプスタート産のこのイラストにのみフレーバーにfoodの文字が入っています。
アナコンダ/Anaconda と ゆらめく岩屋/Shimmering Grotto


フレーバーテキストが版によっては違うカードです。
これからはフレーバーテキストまで注意して読まないといけません。めっちゃ大変かも。
FOODトークン

こちらが僕のFOODトークンコレクション。そのうち全イラストを揃えるつもりです。

公式でないものもいくつか所持しています。
左の2枚分:rk postのショップで購入したトークン。
https://www.rkpost.net/
右から3枚分:SIGNALPESTさんで購入したトークン
https://signalpest.base.shop/
色々とありますが、まだまだ足りていません。こんな食物トークンを見つけた!というものがあれば私にご連絡頂けるととても嬉しいです。購入などして、こちらに掲載させていただきたいです。
と、食物トークンコレクションの披露会なので、全ての食物トークンを場に出すまでは試合を自分ではたたみにいけません。
ロッコの能力で+1カウンターは対戦相手のクリーチャーにもバラ撒けるので強くなりすぎたら調整することもできます。流石うちの料理長。
おわりに
ブラケットシステムによって構築済みデッキ以下のレベル帯ができたというのがほんとうに素晴らしい取り組みだと思いました。(まだベータ版なんだよね。継続になるのかしら?)
個人的にはデッキを作ったり、いじったりするのが好きなので、レベルを落とすために構築済みをそのまま使えば良いじゃんという考えがあまり好きではありません。
ちゃんと自分で組んでBattle帯以上で遊んでいましたが、このブラケットシステムであればいわゆる勝利を目指すには程遠いクソデッキでも輝けるかもしれません。
テーマさえ決まれば上記方法で検索してあとはテキトーにカードをピックするだけなので、デッキを組むのはめちゃくちゃ簡単です。
とにかく
・テーマを決めて
・テーマに沿って検索!※検索の際はできれば英語推奨です。
これだけなので、この記事を読んだあなたはいますぐScryfallで色々と検索してブラケット1のデッキを作るんだ!
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