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国語の過去問題を解いた後の「分析」が合否を決める

過去問題は中学校からのメッセージです。特に国語の場合は説明的文章、文学的文章、詩歌、文法、漢字に大別できますが、出題の仕方は中学校によって異なります。

■大問として総合的に説明的文章と文学的文章の2題構成が基本の場合

 文章の中で文法や漢字を入れ込む形式です。詩歌と解説文を入れ込む場合もあります。

・どういう取り組み方を我が子は取り組んでいるでしょうか?


 読みながら知識や文法を解く場合、一度読んでから知識や文法を解く場合がありますので、どちらで進めているかは確認しましょう。自分のフォームになっているので、時間内に自分の実力を出し切れない場合はフォームを変えるとよい場合もあります。

■大問として、知識や漢字、詩歌が独立して出題される場合

 知識や漢字が独立している場合は、すぐに終わらせて文章題に取り組みやすいメリットがあります。

・特に詩歌が問われる学校は限られていますが、筑波大附属駒場や灘中の詩歌は有名ですね。これは教養が問われていると個人的には思いますが、合格する子どもは将来の共通テストの国語も難なく解き切れると思います。なぜなら、単純に、詩歌が古典分野に変わっただけですので処理能力も語彙量も苦もないレベルです。(共通テストの問題を時間内に解いてみると大人でも意外と難しいものです。)

■過去問題の国語は「分析」がポイント!


ポイントは「分析」を記録する

時間を計って、そのあと〇付けをする。記述は大人に仮採点をつけてもらうといいでしょう。大事なのはその後、「分析」がポイントです。やり直しとも言いますが、厳密にあえて「分析」とします。どういう出題傾向で、時間内にどう処理をしたら、数点アップするかという考察をし、ノートにまとめることです。当日の問題への向き合い方を念頭に置くことができるからです。

同じ問題を同じようにやることは国語はお勧めしません。

文章の内容や答えを覚えていることが多いので、効率が悪いです。他の教科とのバランスも崩れるもとになります。分析ノートを見直すことで終わらせる、もしくは間違えて修正すれば得点できる問題だけを実施することをお勧めします。

分析に時間がかかる場合は子どもが頑張っている証拠です。かかり過ぎた場合はどうするか?

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