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四谷大塚国語教材の使い方

様々な塾で使っている「予習シリーズ」について国語についてレベル別にポイントを紹介します。新年度の説明会などで使い方を聞いて不明な場合は参考にしてください。
通っている塾によって使い方、問題の扱い方は異なりますが、読む、書く、考えることを言語として学習し、教養を身に着けていただけたら幸いです。
漢字については、毎日学習し語彙量を増やすことです。(ここでは割愛します)​

①予習シリーズ(上下巻)​レベル★★ 全部やれば★★★★

本体です。1回ごとに、文章と知識で構成されています。
国語が得意だ、苦にならない場合は予習シリーズは全部学習できます。
難しい場合は発展問題はやらないという選択をするといいです。
塾での授業で扱う+自宅学習で金曜までに終わらせることです。​

②演習問題集​ ★★★★

演習用問題集です。予習シリーズの基本問題よりちょっと難しい問題集です。
予習シリーズの基本問題が終わったら演習すると効果的です。
解答が詳しいので特に〇付け直しに時間をかけるようにすることがポイントです。
巻末に各回の「読解のヒント」があるのでここで終わりにすると理想的です。​

③最難関問題集​ ★★★★★

難度の高い長文×記述問題集です。
国語が得意、難関校を目指す場合は積極的に使いましょう。
受験前の追い込みは理科社会に時間をかけるべきですのでやるかやらないかを分けることです。
自分の解答と模範解答を見比べ、どうすれば模範解答に使づけられるかは大人に見てもらうことです。​

④4科のまとめ​ ★★★


四科のまとめ(国語)

6年生から1年間使う、もしくは5年生から2年間使う方法があります。
最初の説明ページを親子でよく読みましょう。
文章読解編と言語要素系に分かれています。​

5年生から使う場合​

・文章読解編は読み物として、言語要素はAレベルを行う
 春休み、夏休み、冬休みなどで文学作品の章は一通り読む時間をつくるという方法も効果的です。

6年生から始める場合​

・文章読解編+言語要素編を並行して行う
・文章読解編は8月までに読み物として問題演習も含めて終わらせる
・言語的要素も同上ですが演習し、間違えた問題を直し、テキストの設問にチェックを入れる

9月以降は2周目、3周目となります。2・3周目は間違えた部分だけやるのも効果的です。

※塾によっては夏休みなどで集中的に使う場合もあるので、消化不良やそもそも学習時間の確保ができないことを避けるために普段から四科のまとめの国語の時間は作っておくことをお勧めします。各週の言語事項の単元に合わせて実施することです。解答用紙があるので常にセットで使えるようにしておきましょう。漢字練習を朝起きて「顔を洗う」としたら、四科のまとめは「日々の体操やジョギング、縄跳び」です。

塾によっては①②③④それぞれを自分の通っている塾の教材に置き換えて考えるといいです。④についてはどの塾の子どもも利用できるので、使っているという方も一定数います。

1週間の家庭学習時間を考え、新学年の国語学習を積み重ねてください。

算数ばっかりで気がついたら国語の勉強が漢字だけになっている期間が長くなると、テストの文章題の得点が伸びなくなります。

1/25の四谷大塚の組み分けテスト

大問5の小説は新小6年生にとっては難しい文章だったかなと思います。
個人的には「歴史の学習が終わったら出せばよいのに」と思いました。
伊与原新著:藍を継ぐ海「祈りの破片」
直木賞受賞作。5編からなるので、よろしければ親子で読んでみてください。ここ何年かで入試問題として出題されることもあるでしょう。

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