今日の親知らずの抜歯
親知らずを抜歯する理由はむし歯になったり、親知らずのまわりの歯肉が炎症をおこしたり、おこしやすくなるためです。
日常の診療で親知らずの抜歯をしていますが矯正歯科からの依頼で抜歯することも普通にあります。
今回は矯正歯科からの依頼で親知らずを抜歯したお話しです。
歯の矯正をする年齢は小学生から成人まで幅広いですが、親知らずがレントゲン写真で確認できるのは高校生くらいからです。
高校生くらいですと親知らずが完全に出来上がっていません。
今回は下顎の骨の中に完全に埋まっているので、歯肉を切って骨を削ったら親知らずが見えてくる状態でした。
今回は歯の根っこが出来上がってないので案外簡単に抜けてしまいました。
歯の根っこが出来上がっていると歯を削って小さくして抜きますが、今回は骨を少し削ると抜けました。
今回は麻酔して、抜歯して、歯肉を縫ってで30分くらいで終わりました。
親知らずの歯を削って小さくして抜く、骨を削って抜く、骨も削るし歯も小さくして抜く、普通に抜く、が親知らずの抜歯の方法です。
個人差がありますが、終わった頃にはすでに少し腫れていることもあります。
今年の3月に右下の親知らずを抜歯して、その際かなり大きく腫れて痛みも強く長く続いたので今回は休みが続くこの時に左下を抜歯しました。
ふだん結構大変な親知らずの抜歯をしても大きく腫れることが少ないので、今回はどのくらい腫れるかが気になるところです。
「腫れ」は個人によってまったく違うのでほんの少ししか腫れない人もいますし、大きく腫れる人もいるので「腫れなくてよかった」ぐらいに考えておくと良いと思います。
今回は親知らずの抜歯のちょっと痛そうなお話しでした。
さいごまで読んでいただきありがとうございました。