水深800メートルのシューベルト|第339話 6 吉村うにうに 2022年10月20日 21:18 「いや、ロープがなかったら溺れていたぞ。メイソン元帥と俺の手柄ですよね?」 ブライアントがおもねるような色を浮かべて『元帥』の方を見た。「ああ、実際アシェルは沈んでいたしな。ちょっと焦ったぜ。お前は賭けに負けたんだ」「あーあアラース、アシェルがもうちょっと浮かんで泳いでくれりゃあな」 バーナードは恨めしそうに僕を見た。「文句を言うな。それに7時を過ぎたら料金はたった4ドルだ。ケチケチすんな」 メイソンはピシャリと言って、バーナードの手を掴んで立ち上がらせた。 第338話へ戻る 第340話へつづく ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #小説 #連載小説 #長編小説 #連載長編小説 #潜水艦 6