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おじキャンレポート Vol.01 in 八風平

■おじキャンを記録に残してみよう

ひょんなことから出会ったおじさん3人によるキャンプ旅行。すでに通算4回目。
焚き火を囲み、酒を飲みながらおっさんは考えた。

俺たちおじさんがこんだけハマるんだから、きっと世のおじさんたちもキャンプを、そして焚き火を求めているのではないか…。
せっかくならこの楽しさを世のおじさんたちに向けて発信してみてはどうだろうか、と。

というわけで、4回目ですが、1回目の体でキャンプレポートをしたためてみようと思う。コンクリートジャングルで働くおじさんたちよ。
パソコンを捨てよ。山へ出よう。

■今回の(おおざっぱな)旅程&予算

旅程
・10:00
 横川駅集合
     碓氷峠鉄道文化むら見学
・11:00 おぎのやにて昼(?)食
・11:30 八風平キャンプ場に向け出発
・12:00 途中、めがね橋(碓氷第三橋梁)見学
・13:30 八風平キャンプ場到着
     テント・タープ設営
・16:00 買い出し
・その後、宴スタート

予算感
・碓氷峠鉄道文化むら:500円(ひとり)
・おぎのや(昼食):1100円(ひとり)
・買い出し:12000円程度(合計)
・キャンプ場:7400円(入場料・車両乗入れ代など)

計:8100円(一人あたま)

■鉄道文化むら ~好きなものはおじさん同士で行くに限る~

今回の旅の最終目的地は、群馬県安中市にある八風平キャンプ場。今までのキャンプではほぼほぼキャンプ場に直行するおじキャンなのだが、今回は珍しく立ち寄り地を設定していた。それが、JR信越本線横川駅に隣接する『碓氷峠鉄道文化むら』。
いまは廃線となってしまった横川駅―軽井沢間を走っていた機関車や、貴重な当時の車両などを展示している施設である。

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おじさん、というか男の子全般に言えることだが、車やバイク、そして電車・機関車という乗り物に憧れを抱く習性がある。そんな男の子の大好きな電車、しかも旧国鉄時代の機関車が見られるとあれば、おじさんとして興奮を禁じえないのは当然のことだろう。
展示車両が素晴らしいのはもちろんだが、なによりロケーションがいい。碓氷峠の険峻な山並みをバックに観る鉄道はまた格別である。

この車両なつかしい。
この車両、やっぱりいいよねー。

などと、ブランドショップのショーウインドウを眺める女子大生のごとく、いい年したおじさんがキャッキャウフフしながら見学した。やはり、趣味が親しい仲間同士であれば、女子大生もおじさんも本質はかわらないものなのだ。
もちろん家族といっても楽しい施設だが、おじさん同士で行くことこそ至高である。

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車両内部にも入れる。コックピット、運転席はおじさん最大のワクワクスポット。

碓氷峠鉄道文化むら
住所:〒379-0301 群馬県安中市松井田町横川 407-16
料金:大人500円 小学生300円
営業時間:9:00~17:00(11月からは16時半閉園)
定休日 :毎週火曜日(8月を除く)・12/29~1/4
(火曜日が祝日の場合は翌日休園)
https://www.usuitouge.com/bunkamura/

■めがね橋(碓氷第三橋梁)~感想:作った人あたまおかしい~

その後、横川駅前のおぎのや本店で、定番の峠の釜めしを微妙な時間にいただいた一行。(このキャンプの焚き火の最中に思いついたので、釜めしの写真は撮らず。。。おじさんはごはんを撮ったりしないのだ。そこが女子大生との違いなのだ)
その後、碓氷旧道を通ってキャンプ場へ向かった。のだが、おじさんのうちの1匹が急遽、めがね橋を見学すると言い出し、突発的にめがね橋へ。

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めがね橋とは、鉄道文化むらで展示されていた信越本線横川―軽井沢間のルート上にある碓氷川を渡る橋のこと。廃線となったことで、めがね橋、及びその近隣のトンネルを見学することができるようになっている。竣工したのは1893(明治26)年。
こういう巨大建造物、しかも古いものというのは、これもまたおじさんの大好物である。おじさんが好きな建造物といえば、石垣が立派なお城かダムか、橋である。当然おじさん3人も大興奮である。

これ、レンガでできてんだよなぁ…
こんなところにこんなもん作るなんて頭おかしいッスね…
ずっとレール敷いてくとかもよく考えたら頭おかしい…

これ、最大級の褒め言葉です。
一見の価値あり。
ただし、橋の上に行くまでの階段はそこそこしんどい。
お気をつけあれ。

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碓氷第三橋梁(めがね橋)
住所:〒379-0307  群馬県安中市松井田町坂本

■八風平キャンプ場 ~ヒル注意らしいけどいいキャンプ場~

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寄り道しつつもなんやかやあって、今回の宿泊場所となる八風平キャンプ場に到着。

だが、撮った写真を確認すると、とにかくキャンプ場の写真が少ない…。何度もいうが、レポートを作ると決めたのは焚き火で酒を飲みながらなのだ。それに、キャンプ場に着いたらやっぱりゆっくりしたくなるじゃん?写真撮ってる場合じゃないじゃん?

さて、写真はないがしっかりレポートしよう。
八風平キャンプ場はひとつひとつの区画がとても広々した気持ちのいいキャンプ場。芝サイトと林間サイト、そしてバンガローがあり、車で乗り入れられるようになっている。設備としては、炊事場にトイレと必要最低限。おじさん的には申し分ないが、おしゃれキャンパー女子などからすると、ちょっとトイレには不満があるかもしれない。まあ、おじさんには関係ないけどね。むしろ、ちょっと厳しいくらいのほうが居心地いいし。
そして、なによりもよかったのは上の写真にあるように、高岩山という岩山が林の間から仰ぎ見れるロケーション。なんだかこの山を眺めていると、『あ~、いま自然の中にいる~』ということを実感できるである。
ちなみに、この写真は日暮れごろ、ちょうど高岩山に西日があたった瞬間を撮ったものである。めちゃくちゃキレイだった。

我々は数ある広々サイトの中から、林間サイトのうち、川べりの場所(B-4)に陣取ることに。

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実はこの日は我々の他、一人しかキャンプしてないということで、こんな贅沢な配置をさせてもらった。あってよかった有給休暇。
テント3つにタープひとつ。あとは椅子とテーブル、焚き火台という至ってシンプルなギアである。いつかギアの話もまとめてみたいけど、それはまた別の機会にでも。

テント設置後は買い出しへ出掛け、戻ってくるとすぐさま調理&焚き火の準備。
おじキャンのキャンプめしは基本的に、適当に地場のものをブチ込んだ鍋というのが定番。ごはんにあまり手間を掛けないのがおじキャンなのだ。実のところは面倒くさいだけで、ホントはちょっと凝ったごはんくらい作ってみたいけどね。それはまたいつか。
そんなことよりも焚き火だ。焚き火こそ、おじキャンの真髄である。

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今回の焚き火では、八風平キャンプ場で用意されている薪を購入(1000円)。おじさんの一人によるとどうやらミズナラらしい。ちなみにキャンプ場の人に焚き付け用の枯れ葉などはないかと聞いたところ、ちゃんとご用意していただけた。うん、とっても素敵なキャンプ場だね。
めしを食ったら、焚き火を見ながらひたすらチルアウト。おじさん3人が集まってダラダラとおしゃべり。この時間が楽しくてキャンプしてるといっても過言ではない。
まあ、話してる内容なんて、下ネタか「最近の若者は~」と家庭の愚痴くらいなもんだけど。火を見てしゃべると正直になっちゃうよね。

仲間と囲む炎はこころの垣根を無くしてくれるし、ソロキャンプでひとりで眺める炎は、心に溜まったオリを浄化してくれる。毎日頑張る、疲れたおじさんにはキャンプの焚き火が必要なのである。
結局23時ころまで駄弁ってこの日は就寝となった。

八風平キャンプ場
住所:安中市松井田町新堀245
https://www.nap-camp.com/gunma/14224

■起床、温泉、そして現実へ。

翌朝は5時半ころに起床。朝メシをゆったり済ませると帰路へ。途中、峠の湯という日帰り温泉施設に立ち寄り、妙義山を眺めながら旅の疲れを癒やした。その後、それぞれの現実へと戻っていく3人のおじさんなのであった。

今回は鉄道文化むらにめがね橋、そしてキャンプとこれまでになくアクティブな旅となった。キャンプだけの関係もいいけれど、こうして観光してみるのも悪くはないものだ。

これを見て、ひとりでもキャンプをはじめるおじさんが増えることを願って。では、また次のキャンプまで。

※おじさんキャンプを応援したいと「少しでも応援したい」と思った人は、ぜひ投げ銭お願いします!キャンプギアほしいんだもん!!!(笑)

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